世の中の「要するに」をクイズで学ぶ

R25世代の○人に1人はスマホユーザー!

2012.04.05 THU

経済学ドリル


【問1】R25世代のスマホ普及率は?(2011年)

(A)13.8%(利用者数は約215万7000人)
(B)23.8%(利用者数は約372万6000人)
(C)33.8%(利用者数は約528万5000人)
(注)R25世代は25~34歳。スマホ普及率は米国コムスコア資料と総務省「国勢調査」の年齢別人口をもとに独自算出。

【問2】2011年にスマホの普及スピードが最速だった国は?

(A)イギリス
(B)アメリカ
(C)フランス
(注)2010年10~12月時点と2011年10~12月時点のスマホ普及率を比較。

【解説】近年、先進国・新興国を問わず世界各国で「スマートフォン(多機能携帯電話)」(以下スマホ)が急速に普及しています。スマホ普及の背景としては、高速データ通信が可能になったことやアプリの種類が豊富になったこと、あるいは業者間の競争により通信料や端末価格がお手頃になってきたことなどが挙げられます。米国の調査機関コムスコアの推定によると、日本におけるスマホのユーザーは、2011年10月の時点で約1456万人に達しました(13歳以上)。人口普及率では12.8%になります。世代別に見て、スマホのユーザーが最も多いのはR25世代(25~34歳)で、その数は約372万6000人に上ります。つまり、日本のスマホ利用者の25.6%がR25世代で占められており、R25世代内のスマホ普及率は23.8%に上る計算です。
一方、欧米諸国では日本以上にスマホの普及が進んでおり、イギリスやスペインでは、2011年10~12月の段階でスマホの人口普及率が50%を突破しました。

[正解] 問1:B 問2:A


門倉貴史 かどくら・たかし 慶應義塾大学経済学部卒業後、金融機関のシンクタンクで主任研究員などを歴任。現在、BRICs経済研究所代表。専門は日米経済、BRICs経済、地下経済など。著書に、『ゼロ円ビジネスの罠』(光文社)『新興国バブル崩壊のシナリオ』(中経出版)など多数

スマホアプリ制作の舞台はインドへ



世界的なスマートフォン・ブームの到来は、スマホ向けに開発された各種アプリの売上高の増加につながっています。日本はスマホの普及という面では国際的に見て出遅れ気味ですが、アプリの利用という面では他国を圧倒しています。たとえばグーグルと調査会社IPSOS、モバイルマーケティング協会の共同調査によると、日本のスマホユーザーがインストールしているアプリの数は平均45個に達し、調査対象となった30カ国中では最多です(2011年)。そして、日本における有料アプリのダウンロード数の増加は、遠く離れたインドのソフトウエア関連企業に恩恵をもたらすようになっています。
インドのソフトウエア関連企業は、優秀で創造力のある人材をそろえながらも、人件費が安価なものにとどまっているため、先進国のコンテンツ企業にとっては、スマートフォン用のアプリの開発・制作を委託するのに最適な国のひとつとみなされているのです。
では、インドはどれぐらい人件費が安いのでしょうか。具体的な事例を挙げると、スマホのアプリの開発を米国のエンジニアに委託する場合、1時間あたり50ドルから100ドル程度のコストがかかるのですが、インドのエンジニアに委託する場合には15ドルから20ドル程度に抑えることができます。
開発力と人件費の安さが魅力となって、すでにインドのソフトウエア会社には、世界各国から「iPhone(アイフォーン)」やグーグルの基本ソフト「アンドロイド」搭載端末向けプログラムの開発依頼が殺到しています。
調査会社のフォレスター・リサーチの推計によると、携帯アプリの開発を請け負うインドのソフトウエア関連企業の売上高は2015年までに56億ドルと、現状のなんと14倍に成長する可能性があるということです。

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