世の中の「要するに」をクイズで学ぶ

内需拡大の切り札は不倫!?

2012.12.20 THU

経済学ドリル


【問1】不倫に関係するビジネスの規模はどれぐらい?

(A)年間約1兆円(日本の経済規模の0.21%)
(B)年間約2兆円(日本の経済規模の0.43%)
(C)年間約4兆円(日本の経済規模の0.85%)

【問2】不倫相手にプレゼントするアクセサリーの平均価格は?

(A)1万5000円
(B)2万5000円
(C)4万5000円

【解説】不倫は道徳的・倫理的な観点から決して勧められる行為ではありませんが、男女の道ならぬ恋にこそ、低迷する日本の内需を刺激する効果があることは紛れもない事実です。
たとえば、不倫をしているカップルはクリスマスなどのイベント時にプレゼントを贈り合うといった行動をとります。実際、ある探偵会社の調査によると、不倫をしている男性の7割以上が愛人になんらかのプレゼントを贈ったことがあると回答しています。また、贈ったプレゼントの中身を見ると、イヤリングや指輪などの貴金属アクセサリーが最多となっており、その平均価格は約4万5000円。妻や恋人に贈るプレゼントの2倍程度の金額を不倫相手に使っているということになります。
私が様々な調査やデータを積み上げて試算したところによると、不倫に直接的に関わるビジネスの市場規模は現在、総額4兆円にも膨れ上がっています(注)。
(注)この総額には、夫婦関係が破綻した時の慰謝料なども含まれます。

[正解] 問1:C 問2:C


門倉貴史 かどくら・たかし 慶應義塾大学経済学部卒業後、金融機関のシンクタンクで主任研究員などを歴任。現在、BRICs経済研究所代表。専門は日米経済、BRICs経済、地下経済など。著書に、『ゼロ円ビジネスの罠』(光文社)『新興国バブル崩壊のシナリオ』(中経出版)など多数

不倫で恩恵を受けるビジネスとは?



欧州債務危機の深刻化や中国経済の減速など、今は世界的な不況。同様に日本の景気も復興需要の効果剥落などによって停滞気味です。そんな状況下で、国内需要の拡大に影響を与えてくれそうなのが不倫に関係するビジネスです。
一般的に不景気になると、不倫をする男女が増加しやすいといわれます。妻の場合、不景気で夫の稼ぎが減ったり、夫が失職したりしたタイミングで他の男性に出会うと、その男性が魅力的に見え、不倫に走るようです。夫の方は、リストラの不安など仕事上のストレスから精神的な癒やしを求め、不倫に走るとか。
不倫をするようになったカップルはデートやプレゼント交換などいろいろな場面でお金を使うようになり、そこで動くお金が日本の内需拡大の切り札ともいえるわけです。
では、不倫が増えるとどのようなビジネスが恩恵を受けるのでしょうか。そのひとつに「占い」が挙げられます。不倫をしている男女はそのことを身近な人に相談することができません。そうはいっても、背徳の不倫の結末がどうなるのかとても気になります。そのため、心のよりどころを求めて占い師のもとを訪れるという流れです。占いビジネスの規模は年々拡大を続け、今では5000億円と推定されます。もちろん、この金額には不倫が大いに貢献していると考えられます。さらに、あの手この手で不倫のカムフラージュを請け負うアリバイ会社のビジネスも活況を呈しています。そのほか、人目を気にする不倫カップルが密かに訪れる温泉旅館や、神社などのパワースポット、「不倫相手の男性に少しでも綺麗だと思われたい」と考える女性による美容整形なども、不倫が増えれば活性化するビジネスといってよいでしょう。
最近は相手が不倫するかどうかを調査するブラックメール代行業まであるというから驚きです。

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