補助金いろいろ大研究/第7回

子育ての助けとなる助成金とは

2013.01.10 THU


乳幼児1人にかかる子育て費用は500万円前後といわれている。出産・育児の助成金を利用することで、少しでも費用的な負担を軽減したいところだ 画像提供:iofoto/PIXTA
総務省が2011年に発表した資料によると、子どもの数(15歳未満人口)は30年連続で減少しており、その数は前年に比べ9万人少ない1693万人。少子化に歯止めをかけるべく、国や地方自治体は出産・育児に関する助成金の拡充を行っているとか。

たとえば、出産時に受け取れる「出産育児一時金」は2006年以前には30万円だったが、徐々に増額され、現在は42万円に引き上げられている。ほかにも「子ども手当」の支給など、十数年前に比べると国からの出産・育児に対する金銭的な助成は数段良くなっているようだ。

また上記のような国からの支援以外にも、地方自治体ごとに様々な補助金があるという。そこで子育て支援活動を積極的に行っているファイナンシャルプランナーのたけやきみこさんにお話を伺った。出産・育児に関する助成金が充実している地域はどこでしょうか?

「東京都の江戸川区が全国的に有名ですね。たとえば“乳児養育手当”として0歳児のいる家庭に月1万3000円を支給しているほか、私立幼稚園への入園料を8万円、保育料も月に2万6000円を限度に助成しています。ほかにも東京23区はユニークかつ手厚い助成制度が多いですよ」

実際に東京23区で調べたところ、港区では出産時に最大60万円から出産育児一時金を差し引いた額を助成。杉並区では“子育て応援券”という一時保育や親子参加行事などの有料の支援サービスに利用できる券を、出産時に1万円分受け取ることができる。こちらは周辺企業も積極的に活動に協力しているため、さまざまなサービスに利用できるようだ。

ちなみに、どこか注目している地方自治体ってありますか?

「出生率を大きく上げたことで有名な島根県海士町ですね。2008年度には日本経済新聞社主催の『にっけい子育て支援大賞』を受賞し、この成功例から国からも大きな期待が寄せられています。たとえば、出産祝い金は1人目で10万円、2人目で20万円、3人目で50万円、4人目でなんと100万円が支給されます。また妊娠や出産、子どもの通院などにかかる交通費を助成してくれたり、3人目以降の保育料が無料になる助成もありますよ」

おー!それはずいぶんと手厚い子育て支援ですね。

何かとお金のかかる子育て。できることならば手厚い補助を受けたいところだ。子どもをもうける予定のある人は、“子育てに受けられる補助金”から考えてみると5年後、10年後のライフプランが立てやすいかもしれない。

(村上広大)

※この記事は2012年01月に取材・掲載した記事です

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