補助金いろいろ大研究/第8回

生ゴミ処理機に助成金!?

2013.01.17 THU


美味しい食事の後には、あまりさわりたくない生ゴミの処分が待っている。調理するそばから生ゴミ処理機にかければそんなイヤな目にあわずにすむと思えば… 写真提供:kuppa/PIXTA
家庭から出るゴミの中でも特に厄介な生ゴミ。汚くて臭いうえ、水気をしっかり切らないとゴミ袋から腐敗臭を漂わせた汁が外に漏れだし、大変な目にあうことも…。特に夏場なんかは非常に厄介な存在だ。

そんな生ゴミ、実は家庭から排出される可燃ゴミの半分を占めるともいわれている。また水分量が多いため、輸送や焼却にかかるコストも馬鹿にならないそう。そこで各地方自治体では、電気式生ゴミ処理機などの購入に補助金を支給するなどして生ゴミの減量化を目指しているようだ。

日本電機工業会が平成23年に1746件の自治体に行った電話調査によれば、家庭用電気式生ゴミ処理機の購入時に補助金を支給している自治体は1111件。気になる助成金額は2万円以上~3万円未満が593件と最も多く、次いで3万円以上~5万円未満が316件、1万円以上~2万円未満が135件と続いている。ちなみに電気式生ゴミ処理機にはいくつかのタイプがあり、タイプによっては助成の対象外になるようだ。

「助成金が受け取れる電気式生ゴミ処理機は、微生物の働きで生ゴミを分解させる『バイオ型』と、温風などで生ゴミの水分を蒸発させ、体積を減少させる『乾燥型』が中心になります。生ゴミを粉砕して直接下水に流すタイプの『ディスポーザー』は、環境面への配慮から対象外にされていることが多いですね。最近では、環境配慮型のディスポーザーなども出ていますが、助成の対象になっているケースはまだレアだと思います」

そう答えてくれたのは、グッドデザイン賞キッチン商品部門審査委員長なども務めたキッチンデザイナーの黒田秀雄さん。

「電気式生ゴミ処理機のほかにもコンポストといって生ゴミを堆肥化させる容器を利用した生ゴミ処理もあります。設置するには庭など土の地面が必要となりますが、助成金の対象にしている自治体もあるので確認してみるといいですよ」

ちなみに生ゴミ処理機の普及率が10%UPすると、その地域の自治体のゴミ処理量は2%減るそう。助成金が支給される地域に住んでいる人は、一度購入を検討してみると生活環境を変える良い機会になるかもしれない。

(村上広大)

※この記事は2012年01月に取材・掲載した記事です

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