復興増税、社会保険、温暖化対策税…

僕らの税&保険料 今年は○万円増

2013.01.17 THU


今年から5年間にわたり、年0.354%ずつ上がる厚生年金保険料。家計のムダをチェックしないと、懐がさらに寒くなっていきそう… イラスト/藤田としお
新年が幕をあけ、「今年も頑張るぞ!」と気合十分の人には水を差すようですが、懐の厳しさは増すばかりのようで…。

「1月から復興特別所得税が導入され、全国民の所得税額に2.1%上乗せされます。独身で年収500万円の場合、所得税は約13万5000円。そこに2.1%加算とすると、年間2839円負担が増える見込みです。この制度は25年間施行されますから、30歳の会社員にとっては事実上の“恒久増税”に近いものと認識していいでしょう」

そう話すのは、ファイナンシャルプランナーの八ツ井慶子さん。つまり、給料が変わらない限り、今年から手取りが減るということ。さらに負担はこれにとどまらない。

「実は、2004年以来、社会保険料が毎年じわじわと上昇しています。会社員が加入している厚生年金の負担は2004年時には13.58%でしたが、現在は16.766%。今年10月には17.12%に上がり、年収500万円だと負担額が7080円ほど上がります。また、2013年から2017年までの累計負担は、約3万8000円増加。昨年10月からは、地球温暖化対策税も導入されており、段階的に引き上げられています。今年の家庭平均の負担増額は年400円程度です」

来年以降も負担は増えるようだ。

「消費税も来年には8%、再来年には10%に引き上げられる予定ですし、全国健康保険協会の健康保険料の負担も、全国平均で2009年の8.2%から、昨年10%まで上昇しました。年収500万円の場合、すでに累計4万5000円ほど負担が増えている計算です。今年は増額しませんが、今後は上限規定の12%まで上昇する可能性があります。住民税も来年6月から10年間、1年あたり1000円の追加負担が決まっています」

高齢化の進展と膨大な財政赤字により、今後も僕らの負担が減ることは考えにくい。頑張って働くしか道はなさそうだ。
(冨手公嘉/verb)


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