ヨーロッパを中心に世界的に流行中

「身代金要求ウイルス」にご注意

2013.02.07 THU


最近では、FBIなど法執行機関の画像を使って警告メッセージに信ぴょう性を持たせようとするランサムウェアも出回っているという 画像提供/シマンテック
日々、新手の手口が登場し、ますます巧妙化するネット犯罪。昨年は遠隔操作ウイルスが社会問題化したが、今年猛威をふるうといわれているのが「ランサムウェア」と呼ばれるソフトウェアだ。

「別名『身代金要求型不正プログラム』とも呼ばれるランサムウェアは、いまヨーロッパを中心に世界的な広がりを見せています。何らかの方法でコンピュータの機能を無効にし、正常な状態に復元したければ身代金を払えと脅迫する悪質なソフトウェアです。現時点での被害総額は少なく見積もっても年間500万ドル以上と推計されます」

こう語るのは、ウイルス対策ソフト「ノートン」を販売するシマンテックの濱田譲治さん。日本ではまだ具体的な被害報告はないものの、海外に潜む詐欺グループは日本を格好のターゲットに見据えているといい、一度上陸すれば「あっという間に広まる」(濱田さん)という。

「万が一ランサムウェアに感染してしまっても、けっして身代金は支払わないでください。コンピュータがロックされてもセキュリティソフトを使えば悪質なソフトウェアを駆除し、元通りに復旧できます」

また、近年はスマホを狙った手口も急増している。主流となっているのは「ニセの不正アプリをダウンロードさせ、スマホ内の個人情報を奪う」というものだ。

「最近は他人のメールアカウントをのっとり、本人を装ってそこに登録されている知人宛に不正アプリ、不正サイトへの誘導メールをばらまくという手口も横行しています。あやしいリンクを踏まないことはもちろん、アプリも公式サイト以外からはダウンロードしないこと。また、パソコンでもスマホでも、OSを常に最新版にアップデートしておくことなどが重要です」

もし電話帳情報などが盗まれれば、知人宛にスパムメールが送りつけられるなど、周囲に迷惑をかけてしまうことも考えられる。PC、スマホともにセキュリティは万全にしておきたい。
(榎並紀行)


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