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大富豪の数学問題正解したら1億円

2013.06.07 FRI

「この問題が解けたら100万ドル」。

その問題とは「Ax + By = Cz」で、米テキサスの大富豪アンドリュー・ビール氏が出題した。

アメリカン・マセマティカル・ソサイアティ(米数学学会)の発表によると、かねてから数多くの数学者が取り組んできたものの、まったく解けることはなく、ビール氏が賞金を大幅に加算することで、何とか正解を出せる人物を探そうという苦肉の選択でもある。

問題は、フェルマーの最終定理「xn + yn = zn」よりも共通項が少なく、難解なことは一目瞭然だ。フェルマーの最終定理自体が記録に残っておらず、結局はアンドリュー・ワイズによって完全に証明されることになった。

なぜ、証明を期待しているかといえば、ビール氏が長年にわたって数学を独学で学んできた数学マニアだからだ。

貧しい家庭に生まれたビール氏は、大学に入るも中退。しかし、1988年にテキサス州に自身の銀行ビール・バンクを設立し、次々に銀行を買収していった。現在の資産は85億ドルの大富豪だ。

大学こそ中退したが、数学への情熱は持ち続け独学で学び、フェルマーの最終定理も学んできた。

数学好きが高じて、米数学学会に97年、最初のビール賞を設立した。この問題を解いてもらうためだ。その時の賞金が10万ドルで現在の10分の1でしかなかった。その後も50万ドルに賞金を引き上げたが、まだ証明はされずに現在にいたっているのだという。

ビール氏の仕事の時間は、午前10時半から午後2時半までだという。しかも、昼食の時間はたっぷり取るのだそうだ。

そして、後は数学の知識を生かして、ポーカー、バックギャモンなどに興じるという。ギャンブルにもめっぽう強く、ポーカーの大会に出場するほどだ。かつては1日で1億円以上稼いだ日もあるという武勇伝を持つ。

ビール氏は「これで若い数学者が触発されてくれればいい」と学会を通じてコメントしている。

記事提供元/YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)

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