中国vs.韓国 仲良くできそうなのはどっち?

「仲良くすべきは中国>韓国」7割

2014.12.24 WED

世論調査


「国家間」と「個人の親近感」では、我々日本人が抱く感情に差異があるようだ olinchuk / PIXTA(ピクスタ)
内閣府が12月20日に発表した「外交に関する世論調査」によると、中国と韓国にそれぞれ「親しみを感じない」と答えた人が昭和50年の調査開始以来、過去最多になったという。とはいえ、同じアジアの近隣国である以上、どちらもこれから先も付き合っていかなければならない国だ。そこで20~30代の社会人200人(男女各100人)に、日本と中国・韓国との関係について2つのテーマでアンケート調査を行った(調査協力/アイ・リサーチ)。

1〈今後、日本がより仲良くすべきなのは中国・韓国どっち?〉
中国 66.0%
韓国 34.0%

中国が韓国のほぼ2倍という結果に。それぞれを選んだ人が挙げた理由をいくつか紹介しよう。

●「中国」派の意見
「人口16億人の大国であるし、冷めてきてはいるが、経済でも依然として重要な取引相手なので」(38歳・男性)
「ビジネスや観光などでお互い必要としているはずだから」(31歳・女性)
「人口が多く富裕層が多いので、経済的に見ると、日本に還元される」(35歳・男性)
「生産拠点が中国というものが多い」(38歳・女性)
「中国は日本にとって輸入、輸出の面でも、韓国より大きな関わりがあるため、日本が成長していくうえで重要」(33歳・女性)
「国が広く、影響力も大きいので、良い方向にむくとメリットも大きい。韓国のブームはすぐに去っても、中華街などは相変わらず繁盛してるのを見ても規模や定着が違う」(38歳・男性)

●「韓国」派の意見
「より近い国だし、韓国にいる親日の人達を大切にして行くべきだと思うから」(28歳・女性)
「韓国の有名人は日本でも人気がある」(33歳・女性)
「中国よりは韓国のほうが話せば理解してくれそうだから」(38歳・女性)
「中国は食品のことなど心配なことが多いから」(31歳・女性)
「中国の行動は異常過ぎるため」(22歳・女性)
「日韓の状況が悪すぎる」(38歳・男性)
「中国は傲慢な政治なので近所の国と連携をはかって、つかず離れず位の関係がいいと思う」(31歳・男性)

「中国」派は、市場の大きさなど経済面でのメリットを理由に挙げた人が圧倒的。一方、「韓国」派は、エンタメ・文化面での交流に言及する人が見られた。ただ、いずれにも共通しているのは、「どちらとも仲良くする必要はないが、強いていえば…」「◯◯の方がまだまし」という意見が目立ったこと。両国に対する国民感情の悪化をあらためてうかがわせた。

次に、国家間の関係ではなく「個人的な親近感」を尋ねてみると、また異なる心情が透けて見える。

2〈あなた自身が仲良くできそうだと思えるのは?〉
中国 47.5%
韓国 52.5%

こちらは「国同士」の関係とは異なり、わずかながら韓国が中国を上回った。「経済」を考えれば「韓国より中国」だけど、それはあくまで「お金のため」であり、個人的な感情としては、「どっちもどっち」ということのよう。主な意見は下記の通り。

●「中国」派の意見
「観光客も多く、日本に来てお金を使っているので、日本が嫌いなわけではないと思う」(39歳・女性)
「中国は市場が発展している最中だから、日本をビジネスの対象としてアピールすれば、仲良くなってくれそう」(28歳・女性)
「中国は教育を通して反日感情を抱いている人が多いが、個人レベルでは親日派も多いので」(28歳・男性)
「中国の歴史が好きで、韓国よりは親しみがあるから」(34歳・男性)
「ハングル文字は全く読めないが、中国語は漢字で何となく読めるから」(37歳・男性)
「仕事で中国に行った時、みなさん普通に接してくれたし、フレンドリーで何の障害も感じない。優秀な人材も多いと思う」(32歳・女性)

●「韓国」派の意見
「儒教の国でもあり、律儀で日本人に似た気質だと思う」(39歳・男性)
「近いし、中国よりは親日的だと思う。社会主義じゃないし、同じ資本主義だし」(39歳・男性)
「韓国には中国に比べて親日の人がいるから。また、文化についても日本では中国のものより韓流ドラマやアイドルなどが人気だから」(28歳・女性)
「韓国の方が料理とかもおいしいし観光したいと思うから」(31歳・女性)
「韓国は日本の商品等も導入しているし理解できそう」(38歳・女性)
「個人的にはチマチョゴリが好きなので。いい民族衣装だと、ただ素直に賞賛したい」(35歳・女性)
「2002年にもサッカーを通じて協力しあえたから」(31歳・男性)

11月、俳優の高倉健さんが亡くなった際には中国外交部が哀悼の意を示し、話題となった。韓国でもニュースになり、その死を惜しむ声がたくさん寄せられた。政治・外交面ではギクシャクしがちだが、共感・理解しあえるポイントもないわけではない。双方とも、感情のもつれをほぐす糸口が少しでも見つかるとよいのだが…。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト