マイナンバーで生活はどう変わる?

通知まもなく! …けどマイナンバーって何?

2015.07.28 TUE


まもなくスタートする「マイナンバー」制度。今年10月に簡易書留により12桁の個人番号、通称「マイナンバー」が通知され、来年1月から運用がスタートします。

ニュースなどでも盛んに取り上げられていますが、言葉自体は知っているけど、「どんな制度なのかいまいち分からない」という人も多い印象です。そこで、内閣府大臣官房番号制度担当室の服部美帆さんに、マイナンバー制度の基本的なポイントについて解説していただきました。

●マイナンバーで行政の手続きがスムーズに
まず、気になるのは、マイナンバーが付与されると、私たちの生活にどんな影響があるのか? ということ。服部さんにうかがってみましょう。

「大きく変わるのは、行政手続きが簡単かつ正確になることです。今までは社会保険や手当てなどの手続きを正確に行うために、名前や住所の記載、その他の書類の準備といった確認作業に多くの時間を費やしていましたが、マイナンバーがあることで、そうした確認の手間が省略されます。また、情報の管理もより正確になるので、給付金の不正受給も防ぐことができるのです」(服部さん、以下同)

行政と私たち、双方の負担を減らしていこうというのが、マイナンバー制度の特徴のようです。なお、現時点でマイナンバーの利用が決まっているものは次の通り。

・社会保障・・・年金、労働、福祉・医療の分野に関する事務
・税金・・・確定申告の書類への記載
・災害対策・・・被災者台帳の作成、被災者生活支援金の支給に関する事務

確かに、マイナンバー制度によってこれらの手続きの手間が省けるのなら、我々にとってもメリットはありそうです。

●マイナンバーは高齢社会に向けた対策のひとつ
イギリスやアメリカをはじめ世界各国でも導入されているマイナンバー。日本でスタートさせるきっかけは何だったのでしょう?

「日本は健康長寿社会ですが、年金、医療、介護等の社会保障に使う費用は高齢化に伴いどんどん増加しています。こうした高齢社会を支える社会保障制度を未来の世代に引き継いでいくために、マイナンバーが必要なんです。
マイナンバーにより、国や市区町村など行政の連携を図り、所得や年金などの受給状況を把握し、震災で身寄りをなくされた方、お体が不自由になられた方など、本当に困っている方に必要な給付、適切な支援をしていきたいと考えています。マイナンバーの目的は、公平・公正な社会の実現です」

マイナンバーには様々な行政手続きをスムーズにするだけでなく、より「公平・公正な暮らしを目指す」という狙いもあるようです。制度の運用により、行政のサービスが円滑になることが期待できそうです。
(構成・文:末吉陽子/やじろべえ)

記事提供/ママの知りたいが集まる『mamatenna(ママテナ)』

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