「泣いた」「陰鬱な気持ちになった」「重すぎ」の声も

Nスペ「介護殺人」特集 “重すぎる内容”に絶望

2016.07.04 MON

噂のネット事件簿


救いのない内容に唖然とした視聴者は少なくなかった ※この画像はサイトのスクリーンショットです
7月3日、『NHKスペシャル』で「私は家族を殺した “介護殺人”当事者たちの告白」という番組が放送され、重すぎる現実を視聴者に突きつける内容に、ネットユーザーからは呆然とするコメントが寄せられている。

毎回任意のテーマを取り上げるNHKの看板番組『Nスペ』。介護を苦に、家族を殺害してしまう「介護殺人」を取り上げた今回は、「いま日本では2週間に1度“介護殺人”が起きている」と、いきなり厳しい現実を告げるところから始まった。番組は主に、過去に親や妻を殺めた“介護殺人者”のインタビューで構成されたもので、

「私が殺してしまったのは母です」
「私を産んでしまった母を自らの手で命を奪ってしまった」

といったショッキングなコメントが続出。「死にたい」と妻に懇願され、一線を越えてしまった男性、刑務所で「私には逃げる場所がなかった」と号泣しながら悔やむ男性、さらに「首をしめてから『15』まで数えた」「母が倒れた時に、すぐに救急車を呼ばなかった」など、“未遂に終わった人”の体験談も紹介された。

NHKの調べでは、過去6年間で未遂も含め少なくとも138件の介護殺人が発生しており、また、介護をしている相手に「手をかけたい」「一緒に死にたい」と思った人は24%にも上るとのこと。番組内でも、

「(認知症のため)意思の疎通が取れない時間が大半」
「我慢の毎日」
「牢獄にいるよう」
「介護をするためだけに自分がいる」

など、介護者たちが様々な言葉で介護の苦労を語った。

タイトルから内容はおおよそ想像がつきそうなものだが、あまりにも重い問題提起に精神的にやられてしまった人が多かったようだ。ツイッターを見ると、

「NHKスペシャル『介護殺人』に衝撃。眉間にしわを寄せて、涙流しながら見てしまった」
「今晩のNスペ、重い題材で本当に見ているのが辛かった。涙が出てきた」
「介護殺人のNHKスペシャル見てたら物凄い陰鬱な気持ちになってきた」
「今日のNスペ重すぎて吐きそうだったし、泣いた。飲みながら切り替える」

といった声があがっており、

「NHKスペシャル、観る勇気がなかったです‥‥」
「Nスペ録画したけど見る勇気がない」
「さすがに、今日のNHKスペシャルは見れないな……。明日から仕事だという日曜の夜に、鬱になるようなことはしたくない」

と、“回避組”も相当数いたもよう。なお、

「NHKスペシャル、実際の対策については何も言ってなかったな。そこが知りたかったのに」
「解決への道筋を示さないNHKスペシャル。問題提起だけでも意味はあると思うけど、もう少し踏み込んでもいいような気はするよね」

など、番組で対策を示さなかったことへ不満を覚えた人もいたようだ。

Nスペではこれまでも、「身元不明の自殺と見られる死者」や「行き倒れ死」を追って話題になった「無縁社会~“無縁死” 3万2千人の衝撃~」をはじめ、「終(つい)の住処(すみか)はどこに 老人漂流社会」「老人漂流社会 “老後破産”の現実」など、高齢者を描くセンセーショナルな問題を何度も取り上げてきたが、今回もそれらに並ぶショッキングな内容だったよう。なお同回は、7月13日午前0時10分から再放送される予定。
(金子則男)

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