米シーアイランドが終わったけど…

首脳が集まるG8サミットっていったい何をするところなの?

2004.07.01 THU

米シーアイランドで行われていたG8サミット(主要国首脳会議)が、今年もいつの間にやら閉幕した。なんでいつの間になのかというと、毎年のことながら、この「G8サミット」というのが何をやっているものなのかサッパリわからないからだ。

そもそもサミットって何? なんでも国際政治の一大イベントらしいけど、じゃあ世界の首脳によるワールドカップみたいなものってわけか。そういえば、話題になるのは各国首脳が並んで写真を撮る時のポジショニングばかり。日本でも小泉首相が昨年よりいい位置だったとか、そんなことしかテレビで報じていなかった気がする。

で、サミットについて少し調べてみた。もともと「サミット」は山の頂上を指す言葉だが、そこから頂上会議=世界のトップによる会議という意味に転じ、現在ではほぼG8サミットを意味する単語になっている。ちなみにG8というのは、アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・日本・カナダ・ロシアの8カ国のこと。75年の仏ランブイエの第1回はカナダとロシアを除いて行われたが、翌年からカナダが参加し、97年の米デンヴァーからロシアも加わって現在のG8となったわけだ。

もっとも肝心の会議の中身はやはりわからない。いや、世界経済や環境問題、安全保障問題などについて話しているのはわかるが、議長総括をみても、本当のところどれだけ意味のあることを話し合っているのか、ちょっと首をひねりたくなるのだ。

特に今年の場合、いまやサミットには中国・インド・ブラジルといった新興有力国の参加が不可欠なのに、議長国のアメリカが「米が主導する主要国の協議の場」という旧来の形式に固執したためにますます無意味化し、とうとうサミットの枠組みを見直す声まで上がる始末なのである。

おかげで注目されたのは、イラク問題で対立するフランスのシラク大統領とブッシュ大統領の子どもみたいなバトルだけ。世界の首脳たちってそんなに暇なのか?

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