あのファイル共有ソフト開発者が逮捕!

Winnyってどんなソフト?それって違法なんですか!?

2004.07.01 THU

人気のP2Pファイル共有ソフト『Winny』(以下ウィニー)の開発者が逮捕されたというニュースが大きく報じられた。

ネットワーク上で、対等の立場(Peer)のコンピューター同士が情報をやりとりする方式をPeer-to-Peer、略してP2Pと呼ぶ。P2P技術に基づきファイル共有を行うソフトの一つがウィニーである。ウィニーを動かしている各パソコンのデータは、利用者全員で共有できるのだ。

ウィニーが広く普及した理由は何よりその匿名性にある。利用者がキーワードを入力すると、他のパソコン上から自動的に検索、何台ものパソコンを経由して希望のファイルが送られてくる。この時、送信者と受信者はお互いが誰であるかを知ることはない。何を共有しても身元がバレないわけで、勢いウィニーには音楽や映画やゲームの無許可コピー、猥褻動画といった違法な代物が溢れかえることになった。

だが昨年11月、ウィニーで映画やゲームを共有していたユーザー2人が、著作権法違反で京都府警に逮捕された。これを足がかりに府警は、ウィニー開発者を逮捕という離れ業に出た。これまでの通例では、ソフトをどのように使うかは利用者の問題であり、開発者に責任はない。だが府警は、ウィニーが違法ファイルの共有に利用されている実態を知りながら改良を続けたことが幇助にあたる、としたのだ。

これは、今後のソフト開発、特にP2P技術の発展を大きく阻害する行為だとして、大きな反発を招いた。しかし、ウィニーが違法コンテンツを多く流通させたのも事実だ。裁判は全く予想できない。著作権法ではこのような事態は完全に想定外で、裁判官も判断に苦慮するだろう。

さて、ではウィニーの使用自体は違法なのだろうか? 自作の楽曲データなど合法のソフトを流通させるのはもちろん大丈夫。しかし、結局のところファイル共有ソフト上から違法データをなくすのは困難な問題なのかもしれない。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト