参院選は低投票率に終わったが…

各政党のポスター・CMってどれくらい効果があったのか

2004.07.15 THU

相変わらずの低~い投票率の中、参議院選挙が終わった。しかし低投票率の理由はともかく、ひとつ気になったのが各政党のポスターやCMだ。そう、有権者へのイメージアップ作戦として各党ごとに作成したあのポスターやCMのことだが、いったいあの作戦はどれくらい効果があったのか?

そこでポスターを検証してみると、ここにも各党の姿勢や感覚がよく表れていることがわかった(ちょっと遅いけど)。

たとえば自民党。同党のポスターは、小泉首相の上半身写真に直筆のコピーがそえられた広告関係者の間では高い評価を受けたものなのだが、実はこのポスターでわかるのは自民党の危機感。つうのも、一応「自民党」とあるけど、これじゃどこからどう見ても首相の個人ポスター。直前に年金問題で国民の反発を買っただけに、自民党が小泉首相のキャラ一本で勝負せざるを得なかった事情がミエミエなのである。

一方の民主党は、コピーの横に岡田代表の陰影のついた顔のドアップという、やはり党首をアピールしたもの。でも小沢一郎ならともかく、知名度のない代表の顔で小泉首相とガチンコ勝負はどうよ? こういう「国民感覚」とのズレは同党の特色らしく、今回民主党はポスターの出来についてこんな笑えるコメントをしていた。「女子高生に持っていかれるのでは、と期待している」(笑)。ちなみに古舘伊知郎は『報道ステーション』でこう評している。「サスペンス・ホラー映画のパンフみたい」。

その意味で、バランスが取れていたのが公明党。「実現力!」「公明党」というデカイ文字と対照的に、ひっそりたたずむ神崎代表の小さい写真。党首なんかより「実現力」という何だかわからないが説得力のある言葉をでかくしたのはうまい。もっともダジャレの「そうはイカンザキ」に続き、片岡千代蔵を起用したトホホなCMをみると公明党のセンスも微妙。少なくとも3党のポスターが投票率アップに貢献したかどうかはかなり疑問だ。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト