公的機関の「??」なサービス

給料紛失や急な医療費でピンチ金欠なときは役所へGO!?

2004.07.15 THU

油断していると突然やってくる、お金のピンチ。病気やケガによる医療費支払いは待ったなし。いざというときの蓄えがない身にはかなりつらい。

だが、ここで耳寄り情報。給料を紛失したり高額の医療費を払ったとか、火災など災害に遭遇したケースに限って、都内の公的機関(区役所や市役所など)で「緊急小口資金」なる融資制度を受けられるというのだ。貸し主は東京都。「都内在住で緊急かつ一時的に生計の維持が困難になった低所得世帯の方」という条件で、5万円以内の融資をしてくれるらしい。しかも年率3%と金融機関に比べると超低金利の利息。2カ月の据え置き期間終了後、4回分割で返せばいいから返済もラク。ピンチのときは強い味方になってくれそうだ。役所もたまには気の利いたことをしてくれるね。

で、詳しい情報を得ようと役所に足を運んでみたのだが、これが面倒くさい。

●給与明細書(家賃+7~8万円の収入が必要だが、家賃+18万9000円以上の収入があると不可になる)

●医療費領収書(前月と今月分のみ有効)や給与盗難紛失証明書など

ほかにも住民票、実印、印鑑証明書、保険証、銀行通帳と届け出印(融資振り込み用)が必要。で、書類が揃ったら、各区(市町村)の庁舎内にある「社会福祉協議会」の窓口に行き、申込書に記入する。これが都の担当部署に回り、融資が認められると銀行口座にお金が振り込まれるという流れ。その場で借りられない制度のどこが「緊急」なのだろう。

窓口で話を聞いたところでは、メインの利用者は年金暮らしのお年寄りのようだった。なるほど、意義は認めよう。でも、給料の紛失は誰にでも起こりうること。ほかの金融機関に比べるとスピードで劣るんだから「緊急」の看板は降ろしてほしいし、待たせるのならもう少し限度額をアップしてくれないと、サービスとして広く浸透するとは思えないのだが…。

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