近い将来、大増税が実施される?

700兆円の国の借金、いったい誰が支払うの?

2004.07.29 THU

「国の借金」が700兆円もの途方もない金額に膨れあがり、それは国民一人あたり550万円の借金を背負わされている計算になる――。財務省が発表したこんなデータを紹介したのは先々週、7月15日号のことだ。

もう一度説明しておくと、700兆円の大半は「国債」って形による個人や企業からの借金で、政府はこの国債を毎年何十兆円もバンバン発行しまくったあげく、700兆円もの天文学的な借金にしてしまったのである。じゃあ、政府はなぜ、こんなアホみたいに新規国債を乱発したのか。

実をいうと、かつて日本は「財政の優等生」といわれ、91年度の国債依存度はわずか9.5%にすぎなかった。それが03年度当初予算をみると、国債依存度はなんと44.6%にまで悪化。いったい何でそんなことになったのかというと、そこにはバブル経済崩壊で冷え込んだ景気の回復を図る、との名目で92年8月に打ち出された「財政拡大政策」がある。そう、高速道路やダム、農道空港といった、いわゆる「公共事業」ってヤツで、その財源となったのが国債の増発だ。政府はその後も景気対策を口実に国債を乱発し続け(つまり公共事業に湯水のように税金をタレ流し続けたわけ)、国の借金はどんどん増えていったのである。

もっとも、実は一度だけ、この傾向に歯止めがかけられようとしたことがある。小泉首相が就任時に掲げた公約「新規国債発行30兆円枠」がそれなのだが、この公約はその後あっさりと破棄され、首相も野党に公約違反を追求されると「そんな約束は大した問題じゃない!」と開き直る始末…。

では、このまま借金が増え続けるとどうなるのか。経済ジャーナリストいわく、国家財政の破綻を避けるため、政府は近い将来「大増税」を実施するはず、という。具体的にはズバリ消費税率の引き上げ、それも2ケタになる可能性が高いといわれる。案の定、国民1人550万円のツケを払わされることになるらしい。早くも次の選挙が待ち遠しくなる話じゃないか。

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