いつかは平壌出張なんて日も!?

日本と北朝鮮、もしも「国交正常化」できたなら?

2004.08.26 THU

拉致事件、核開発疑惑など、解決すべき問題が山積みの北朝鮮外交だが、忘れてならないのは、これらの問題の解決後には「日朝国交正常化」という目標が据えられていること。では、国交正常化が実現すると、両国にはどのような変化が起きるだろうか。

まず、「国交正常化」とは、日本と北朝鮮の政府がお互いを公式に「国家」として承認しあい、両国に大使館を開設したり、常駐の外交使節を交換したりする約束を、両国政府で交わすことをいう。

そして当然その先には、経済協力や文化交流といった国民レベルの国交が展望されるが、この局面で「北朝鮮は世界でも屈指の投資国になる可能性を秘めている」と予測するのは、朝鮮関連の書籍やグッズを専門に扱い、両国の通商関係にも詳しいレインボー通商代表の宮川淳代表だ。

「国交が開かれていない現在は、外国人観光客向けにレートの高い通貨も北朝鮮には流通していますが、これも国交正常化実現後には、現地通貨レート一本に統合される見込みです。通貨レートが低く、人件費も安いとなったら、企業も注目するでしょう。世界のグローバル企業の北朝鮮進出ラッシュというシナリオもあながち妄想とはいえませんよ」

資本が動けばヒトも情報も動く。経済面で両国の結びつきが活発になれば、人の行き来は、ビジネスのみならず観光にも波及していくだろう。

「週末のゴルフやスポーツ合宿で『ちょっと北朝鮮まで』なんていう時代が数十年先には来るんじゃないでしょうか」

日本と韓国の国交樹立が1965年であることを考えれば、絵空事ともいえまい。宮川氏によれば、一昨年の小泉首相の訪朝以来、バッジやペンケースなど北朝鮮グッズの人気が高まっているとか。いずれはヨン様クラスの人気スターをおっかけて、平壌まで日本の婦女子殺到なんて日も。そんな風通しのよい「国交」こそを望みたい。

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