豊胸や脂肪吸引を無料手術

兵士集めに悩む米軍のトンデモ入隊特典とは?

2004.09.16 THU

沖縄の米軍ヘリ墜落事故から1カ月あまり。日米地位協定の運用改善をはじめ、様々な問題が浮き彫りになった今回の事故だが、なかでもあらためてクローズアップされたのが在日米軍の存在だ。なにしろ米軍側の対応ときたら、まるで「犠牲者が出ていないんだから文句を言うな」といわんばかりの傲慢なものだったからである。

しかし、そのエラソーな米軍にも悩みがあるのを知っているだろうか。それは「兵士不足」。米軍では1973年の徴兵制廃止以降、ずっと兵士集めに四苦八苦しており、事実、米誌『ニューヨーカー』はつい最近、米軍によるこんなトンデモ入隊特典を暴露している。いわく、米軍では若い女性に対し、「入隊すれば豊胸や脂肪吸引などあらゆる整形手術を無料で受けられる特典がある」と勧誘しているという――。

豊胸? 戦争と全然関係ないじゃん、と思わずツッコミたくなるが、これは本当の話なのだ。すでに米国防総省も「別に隠していたわけではない。入隊を迷っている女性にはこうした特典もありますよ、と伝えてきたことは事実」と認めており、しかも米陸軍によると、2000年から2003年の間に496人が豊胸手術、1361人が脂肪吸引の手術を受けていて、今年1月から3月にも豊胸60件、脂肪吸引231件の手術が行われたというのである。

おまけに特典が好評のため、対象者を男性に広げることも検討しているらしいが、しかし、これは笑いごとではない。米軍では約3万7000人の非米国人が兵役に就き、彼らにはある特典が与えられているのだが、この場合の非米国人とは黒人やヒスパニックで、特典は米市民権。実際、イラクの米兵の多くがスペイン語を第一言語としており、つまり問題は、米国旗の下で戦う兵士のほとんどが実はマイノリティーだという事実だ。ちなみに自衛隊の特典といえそうなのは、自衛隊内の病院の無料診療などだが、特典がトホホなほうがいい場合だってあるのだ。 

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