1200年で初の外出

唐招提寺のご本尊 盧舎那仏が上野にやってきた!

2005.01.27 THU

この1200年、座ったままだったものが、動きました! 今から1200年前といえば、日本は奈良~平安時代。その時から一度たりとも動かなかったものが、ナント21世紀になって初めて移動したのです。しかも今、東京にある、っていうからビックリ! 一体ナニかって?それは、世界遺産である奈良県『唐招提寺』の国宝「金堂」に鎮座する、そして、これまた国宝で本尊である「盧舎那仏」(るしゃなぶつ)。な~んだ仏像か、と思うなかれ。よく、“コレは国宝級☆”なんて安っぽい言葉を聞きますが、こちらは“級”じゃなくて国宝中の国宝。しかも、唐招提寺が鑑真和上によって創建されてから1200年、この本尊が寺の外に出たことは一度もないんです! 「これが最初で最後」と唐招提寺関係者が語るように、恐らくこれは千年に一度レベルのレア度。これまで、3mを超える仏像ということで、運搬の難しさを理由に県外での展示が見送られて来たんですが、今回は鎌倉・江戸・明治に続いて100年ぶりに、唐招提寺本堂の大修復が行われたことから、この夢が実現したそうです。

そんなミラクルを可能としたのが、上野の東京国立博物館で開催中の「唐招提寺展」。その目玉が本尊・盧舎那仏の公開なんです。今回の展示は、盧舎那仏坐像だけではなく、鑑真和上坐像や四天王立像など、国宝オンパレード。そして、メインの盧舎那仏に関しては、中央に本尊、まわりに数々の国宝仏像を安置し、唐招提寺でのレイアウトを完全再現。しかも、フツーは建物の外側からしか拝することができないのに、今回は間近に接近可能! つまりは、ありえない場所で、ありえない仏像を、ありえない距離で見られるのです。

ブランドの限定発売モノに群がる婦女子の皆さん。そんなたかだか“今年限定”くらいのレア度に騒がないでくださいな。いまTOKYOには千年に一度の限定モノが集まっているんですから。「唐招提寺展」は3月6日まで。

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