“オレオレ”改め「振り込め詐欺」

大阪のオバちゃんが簡単にはだまされない理由とは?

2005.01.27 THU

その手口の巧妙さから“オレオレ”だけでは一般に伝わりにくいと、昨年12月に「振り込め詐欺」と改名された一連の詐欺事件。警察庁によると平成16年1月から11月までの全国の被害総額は251億6300万円(!)と、どこかの国家予算なみの数字だ。

R25世代にしてみりゃ、ナンデそんな簡単にだまされちゃうワケ!? といいたいけど、被害者で最も多いのは50代女性で女性全体の26%とトップに。まさにボクらの母親世代がターゲットといえるのだ。手口は日を追うごとに巧妙化。なかには息子のその日の動向を完璧に把握、母親に電話をかけてきて、関係者にしかわからないウソをつくケースもあるほどだ。

警察庁では「すぐに振り込まない、ひとりで振り込まない」と、被害を未然に防ぐためのガイドラインを設けているが、それを受けて自発的にCMを制作したのが静岡県だ。オンエアは昨年12月10日から今年の1月10日まで。県内限定だったが、年末のテレビ特番でも取り上げられるほど話題に。大阪のオバちゃんが登場するインパクト大のCMを制作したピーシーエー CMプランナー・桜井満佐己氏によると、静岡県の被害総額(平成16年1月から11月まで約3億6145万円)が大阪府(同1~10月まで約1億6800万円)の約3倍という事実を知り、「これは何か県民性の違いがあるはずだ」と分析。実際、制作過程で大阪の女性タレントに聞くと「私ら、そんな電話かかってきてもまず疑うわ。ウチのお父ちゃん南署勤務やで、と逆にウソついてやりますねん」。とさすがの切り返し。

知人の大阪女性(50代)も、セールスの電話には“ウチも関連事業ですから”とウソをついて、向こうが先に切るように仕向ける、と一枚上手だ。大阪府の被害額が他府県より少ないのは、オレオレとやっても「アンタ誰や?」と突っ込まれるのが目に見えているからか? 大阪流“つっコミュ二ケーション”が全国的に広がれば、振り込め詐欺は撲滅できる!? 

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