通貨偽造で懲役6年の判決

偽札は持ってるだけで罪に問われるの?

2005.02.17 THU

年末年始に日本全国の神社などで偽1万円札が使われた事件から始まって、最近では全国の郵便局で偽500円硬貨が大量に発見。今や紙幣や硬貨の偽造事件は他人ごとではない。ある日ふと自分の財布を見たら、どうも他とは違う色合いの偽札がヒラリ…ということが実際にありえそうだ。

では、もし本当に自分の財布に偽札を発見したらどうしたらいいか? もちろん即、警察に届けなければならない。面倒だから、などと知ってて使えば「その額面価格の3倍以下の罰金又は科料に処する。ただし、2000円以下にすることはできない」と罰金刑を受けることになるから知らん顔はできない。では正直に警察に偽札や偽硬貨を届けたら、その額面と同じ金額が返ってくるか? というと、今のところ返ってはこない。悪用防止のためなのだそうだが、なんだか割り切れない心境になるのは筆者だけだろうか。現状では被害金額を取り戻したければ、偽造した犯人に損害賠償を請求しなくてはいけない。けれど、たとえば1万円のためにそんなことする人はいるのか疑問だ。ちなみに偽札と知らずに使ってしまった場合は罪には問われないが、警察で事情聴取され、いや~な気分を味わうのは間違いないだろう。

こうして考えると、私利私欲のために紙幣や硬貨の偽造をするとは、なんと迷惑千万なことか! 偽造には「無期又は3年以上の懲役に処する」とあるが、しかし最近下された判決では、960万円分もの偽札を使った男に対し、懲役6年という判決が下されている。被害を受けた人たちの心情を思うと、懲役6年というのは軽すぎない? と思うのは、これまた筆者だけ?

ところで最近ではレジの所に「紙幣の確認をさせていただくこともあります」と貼ってあるのをよく見かけるものの、実際に確認されたことはない。しかし海外では高額紙幣へのチェックは当たり前。この際、世界基準にならってチェックするクセをつけるのがベターではないか?

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト