ブラック or ホワイト!?

マイケルも頼んだ陪審コンサルタントとは?

2005.03.10 THU

有罪か無罪か、世界が注目する中、遂にマイケル・ジャクソン被告の裁判が始まった。だが、裁判の行方を決めるのは、執念の鬼検事でも敏腕弁護士でもない。12人の陪審員たちだ。実は、この陪審員選定のプロセスには、ある恐るべき仕事人たちの存在があった。その名も「陪審コンサルタント」。ひと言で言えば、「裁判に勝てる陪審員」を選ぶプロ! その驚きの実態を紹介しよう!

裁判に先立ち、彼らがまず行うのが世論調査。陪審員に招集されそうな典型的な人々を集めて模擬裁判を開き、考えつく限りのあらゆることを質問。被告に同情、もしくは、反発を示すのはどんなタイプの人間かを探り出す。そこで得られた情報から、本物の陪審員候補者に対する質問書を作成し、その回答を見て、これはという候補者には徹底した身元調査を行い、表に出にくい思想や嗜好まで調べ上げる。こうしたデータを基に、陪審員の選定に臨んだ彼らは、候補者の受け答えや言外のニュアンス、ボディランゲージなど、あらゆる情報を分析。そして、心理鑑定・人物評価などの専門知識を駆使して、最終的にどの候補者を陪審からハズした方がいいかなどをクライアント(多くは被告側の弁護団)にアドバイスするのが仕事だ。そう、彼らはまさに、人の心を読むスペシャリストなのだ。

そんな陪審コンサルタントは、70年代の反戦活動家の裁判に初めて登場し、現在全米で350万人以上が活躍、報酬は1日4000ドル(約40万円)。セレブが被告の裁判には、今や欠かせない存在なのだ。

陪審員の選定は、検察と弁護団による人間チェスゲームとも喩えられ、ここでの駆け引きが、まさに裁判の勝負所。あの「OJシンプソン事件」では、陪審員の構成で刑事裁判が無罪、民事裁判が有罪と明暗を分けた。今回の裁判では、被告のマイケル側、検察側の双方が陪審コンサルタントを雇っているというが、果たして結果は…!?注目の評決が決まるのは、今年の夏の見通しだ。

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