取り締まりの“人手不足”が解消?

「駐車違反取り締まり」の民間委託でどうなる?

2005.03.31 THU

いうまでもないが、駐車違反は法律違反である。通行の妨げとなり、交通渋滞を巻き起こし、交通事故につながる可能性もある。取り締まりに合い、切符を切られ、罰金を取られても仕方がない。だが、駐車違反は、違反者から“不満”の声も少なくないと聞く。

「昨日ここにあった車は捕まらなかったのに」「さっきまで前に停めてあった車は長い時間、停まっていたのに切符を切られていないじゃないか」…。だが、そんな“不公平感から来る不満”はなくなるかもしれない。駐車違反の取り締まりが民間委託されるからだ。違反取り締まりが、相当にパワーアップされそうなのである。

たしかに駐車違反は、四六時中、警察が見張って取り締まりをしているわけではない。一方で近年では110番に駐車違反の取り締まりを依頼する声が多いという。とはいえ、警察がすべての駐車禁止の道路に24時間、張り付いているわけにもいかない。それだけの人手はもちろんないし、それ以上に取り締まらなければならない重大な犯罪だってあるのだ。

そこで出てきたのが、民間委託だった。駐車違反の状況をカメラで撮影、違反切符の処理などを警察が引き継ぐ仕組み。この委託について、警察庁が2月末に説明会を開いたところ、なんと警備業、ビル管理業、駐車場管理業、公益法人など900社、約1000人が押し寄せた。講習を受け、駐車監視員資格証を持つ従業員がいることを条件に、入札で委託先が決まるという。

いずれにしても、これまで人手が足りなくて警察ができなかった取り締まりを民間がやることになるわけだから、相当な取り締まり強化につながることは間違いないだろう。しかも、民間の業務だけに、“成果”を追い求める姿勢はより強くなっていくかもしれない。早ければ、来年の初夏からスタートするという民間委託。車の運転をする人は、くれぐれも心にとめておきたい。そういえば、5月は駐車違反取り締まり強化月間らしいですよ。

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