「カブトムシ特区」に続け!

構造改革特区の提案、個人でもできるって知ってる?

2005.07.14 THU

旅館が自家製のどぶろくを出す「どぶろく特区」や株式会社による農業参入など、地域限定で規制緩和を促す構造改革特区制度は皆さんも何となくご存じだろう。でも、「個人でも特区を提案できる」って知ってました?

できるんです。昨秋に誕生した「カブトムシ特区」がその一例。福岡県のある酪農家は長年、野積みした牛糞を利用してカブトムシを育て、全国の子どもたちに無償で提供してきたのだが、家畜排泄物処理法の改正で牛糞の野積みができなくなり、特区提案で規制の適用除外を求めて見事認定されたのだった。特区の提案者の大半は自治体や企業やNPOで、個人提案は全体の1割程度なのだが、飲用の薬用温泉水を販売できる温泉特区、民間ヘルパーにも人工呼吸器使用者の痰の吸引を認める介助特区、さらには札幌市の中学生が夏と冬の授業時間を調整して冬に早く帰宅できるよう求めるなど、ユニークな提案も多いのだ。

提案の仕方は、内閣官房構造改革特別区域推進本部のホームページ掲載の提案書に記入して、郵送か持参するだけ。しかし、特区の認定数は提案数の3割程度。なかなか狭き門である。そこで特区推進室に、採用される提案のポイントを聞いてみた。

「提案する事業が現状どんな規制に妨げられているのかが書かれていない提案書が多いんです。どの法令のどんな規制を、どう改革すべきかを具体的に書いてください。規制の所在と問題点を明確にすれば、改革の効果も明らかになりますから、提案内容も充実すると思います」(提案検討担当者)

あと、個人提案には税や補助金の優遇を求める内容が多いそうなのだが、特区はあくまで規制改革のための制度だから、単なる財源の優遇請求は検討の対象外とのこと。また、推進室ではメールでの相談を受け付けている。法令がよくわからないなどの場合は、提案する前に相談して中身を具体化するのもお勧めとのこと。

次の募集は10月ごろ。皆さんも特区提案で地域を元気にしてみては?

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