大臣とどちらがエライ?

出世コースの王道といわれる「自民党三役」って何してる人?

2005.09.29 THU

自民党の幹事長ってそんなに偉いの? 大臣よりも露出が多いけど」なんて素朴な疑問を持ったことはないだろうか? 答えはイエス。

幹事長、総務会長、政調会長は「自民党三役」と呼ばれ、自民党政治家にとっての出世コースなのである。なぜならば自民党は最大与党。「三役」が中心となってまとめる自民党の方針を軸に、政府の政策が決まっていく。だから自民党三役の国政への影響力は、大臣に比肩するほど絶大なのだ。

三役の中でも最も影響力大なのが幹事長。党のナンバー2で、党務の最高責任者である。首相としての公務で忙しい総裁に代わって、幹事長が党のボスを代行する。最大の仕事は選挙対策。候補者の調整や資金調達・配分などを取り仕切る。昨年7月の参院選で自民党が目標議席を下回った責任を取って、安倍晋三氏が幹事長留任を固辞したことを覚えている人も多いだろう。選挙と並んで、与野党間の折衝や官邸との連絡といった国会対策も幹事長の重要な仕事だ。

総務会は、法案の事前審査といった国会活動の重要事項や党運営、憲法問題などの長期的な政策課題について協議する。総務会長はその議長役なのだが、総務会は何といっても自民党の最終意思決定機関。だから総務会長の影響力は絶大なのだ。

政調会長は「政務調査会」の会長のこと。政務調査会は、各分野の法案や予算を協議する「○○部会」や「○○調査会」のトップとして、自民党の政策方針を決定する場。そのボスである政調会長は、政策の最高責任者。党内の意見集約や調整が主な仕事だ。

党三役に、参議院議員総会長と参議院幹事長を合わせて「党五役」と呼ぶこともあるのだが、いずれも党内の重鎮が就く。

最重要の3つの役員ポストが党三役と呼ばれるのは、他の党も同じ。民主党なら幹事長、政調会長、国対委員長が党三役だ。

小泉首相は特別国会が終了した後、内閣改造と役員人事に着手する予定だ。安倍幹事長代理、谷垣財務相、麻生総務相らポスト小泉候補の処遇が注目される。

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