ピカピカの1年生たちの特別国会

「小泉チルドレン」の通信簿、政界の明日を担うのは誰だ?

2005.11.10 THU

「小泉チルドレン」と呼ばれている自民党の新人議員。先の衆院選では83人ものチルドレンが誕生。彼らの議員姿を振り返ってみよう。

ひときわ産声がかん高かったのは「棚ぼた当選」した元ヒラリーマンの杉村太蔵氏、26歳。「早く料亭に行きたい」「議員の給料は2500万円」「議員宿舎は3LDK」などの迷言で党内外から叩かれた。が、当初はご立腹だった武部幹事長も今や太蔵君を「国民的な人気だ」と絶賛。まぁ確かに当選時はコワレ気味ではあったが、「そりゃハシャギたくなるよな」と思った人も多かったのでは? だって議員の待遇は庶民からすれば驚愕の厚遇。汚職や税金の無駄遣いがなくならない一因は、議員が厚遇に麻痺していることにもあるはずなのだ。だから古参の議員には太蔵君のあの無邪気な喜びようを「庶民の正直な声」として受け止めて、気を引き締めてもらいたいものだ。

料理研究家の藤野真紀子氏も叩かれたチルドレン。国会を欠席してトークショーに出演。民主党の議員はここぞとばかり「認識がスイーツですね」と皮肉っていた。

一方で優等生も注目された。元財務官僚の片山さつき氏、エコノミストの佐藤ゆかり氏、元郵政公社部長の赤沢亮正氏は、郵政民営化の民主党案に対する国会での質問者に大抜擢。新人議員がテレビ中継される国会で質問に立つのは異例のことだ。各人専門知識を生かした批判で民主党案をバッサリ。マスコミに対し「私はチルドレンではない」と断る片山氏は特に堂々の攻撃ぶりだった。新潟県中越地震への対応で注目された旧山古志村元村長の長島忠美氏も、台風の被害を受けた宮崎県を視察したり、国会で新潟県復旧への支援を訴えるなど、被災経験を生かした頼もしい仕事ぶりだ。

小泉首相の所信表明演説で過剰なほど熱狂的に拍手したり、本会議場で名刺を配ったり、ペットボトルを持ち込んだりなど、小泉チルドレンには「?」と思うところも確かにある。が、とはいえ今はまだ新人。今後の成長と活躍に期待したい。

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