日本もお役に立ってます…よね?

ブッシュさん、バーナンキさん、米国の財政赤字は大丈夫?

2006.03.09 THU


拝啓、ブッシュ大統領。07年会計年度の予算教書(米大統領が議会に示す予算の編成方針)を拝見しました。2月の発表によると財政赤字は年間3540億ドルにもなったとか?

この穴埋めには米国債の発行が必須ですが、すでに米連邦政府債務の法定上限(8兆1840億ドル)ギリギリという苦しい台所事情なんですね。米財務省が議会に上限の引き上げを要請しているそうですが、これが遅れて政府の窓口を一時閉鎖する騒ぎとなった95年の悲劇が繰り返さないことを祈るばかりでございます…。

さて、ブッシュさんは先の大統領選で「09年度までに財政赤字を半減させる」を公約に掲げました。そのキーマンとして注目されているのが、去る2月1日に第14代連邦準備理事会(FRB)議長に就任したベン・バーナンキさんです。

バーナンキさんとブッシュ大統領は、日本でいえば小泉さんと竹中さんみたいな関係でしょうか。彼は02年のFRB理事就任当時、「デフレを退治するために紙幣をどんどん刷って、それでケチャップでも買え!」と、アメリカン・ジョークなのか本気なのか非常によくわからない発言で日銀を批判。このエピソードだけ聞くと一抹の不安を覚えてしまいますが、彼は世界的な経済学者であり、インフレ・ターゲット政策の第一人者。きっと財政赤字も何とかしてくれるはずです(たぶん)。

もちろん、日本もアメリカに対する協力は惜しみません。米国債発行残高の43.5%は海外保有で、そのうち日本は36.8%にあたる7120億ドル(約85兆円)をもっています。2位の中国が1940億ドルですから、もうダントツ! 毎年頂戴している「年次改革要望書」もできるだけ善処しておりますし、日本もアメリカの財政再建にお役に立てていますよね? 

アメリカが傾いたら、世界経済も我々も一巻の終わりです。財政赤字解消の一歩としてまずはイラク撤退、平和的解決の方向でいかがですかね?

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