津島派に伊吹派、丹羽・古賀派??

自民党の派閥って、どんどんマイナーになっていませんか?

2006.03.16 THU

9月の総裁選にむけて自民党の派閥の活動が活発になってきた。たとえば新聞を読んでいても、津島派が2年ぶりに資金集めパーティーを開いたとか、谷垣派が政権構想をまとめる勉強会をおこなったとか、伊吹派がどうしたとか、そんな話が連日報道されている。

――と、ここまで書いて気がついたのだが、この「津島派」や「伊吹派」といった聞きなれない名前の派閥、いったいいつの間にできたのか。いや、このふたつだけではない。いま自民党には、ほかにも「丹羽・古賀派」や「二階グループ」等々、こういうマイナー派閥がいっぱいあるのだ。

人数の多い派閥から順に列挙してみると、こんな感じだ。森派(80人)/津島派(72 人)/丹羽・古賀派(48人)/山崎派(37人)/伊吹派(34人)/高村派(15人)/谷垣派(15人)/二階グループ(14人)/河野グループ(11人)――。おそらく、このうち一般的に知られているのは小泉首相の出身派閥の森派と山崎拓前副総裁の山崎派ぐらいで、津島派や伊吹派になるとはじめて知ったという人も少なくないはず。

なんでマイナー派閥が増えたのか。じつは、小泉総理が派閥政治の解消を打ちだして以降、この5年間で自民党の派閥はどんどん弱体化が進み、おまけに昨秋の総選挙後には派閥の会長クラスが相次いで自民党を除名。そのため、各派閥のボスが代替わりしてしまったのである。ちなみに津島派というのは「旧橋本派」で、伊吹派は「亀井派」のこと。両派閥ともボスが引退したり除名されたうえ、あとを継いだのがあまり有名ではない人だったため、こういうマイナーな名前の派閥になったようなのだ。

しかしいくら派閥解消をうたい、派閥がマイナー化しても、派閥そのものがなくなることはない。自民党には94年に派閥解消宣言しながら復活させた過去もあり、もともと党じたいがさまざまな考えの人たちが集まってできた連合政党。いろんな考えの人が意見を交わすということだけを考えれば、派閥も悪くはないのだが…。

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