無人だけど…やっぱり必要なの!?

「議員バス」を追っかけてみた!

2006.03.30 THU

官僚や国会議員が使うムダ経費の削減が叫ばれているなか、なんと、国会議員しか乗れないバスがあるそうだ。その名も、「議員バス」(そのまま)。議員先生たちが仲良くシートに連座する姿を想像すると微笑ましいが、これが笑ってる場合じゃないという。

というのも、ほとんどの議員は自動車で移動し、議員バスは1便当たり平均2人しか利用していないそうなのだ。議員バスは、国会会期中の間、議員宿舎から国会までを朝夕5往復する。

議員バスには、どのぐらいの税金が使われているのだろうか。議員バスを管理する、衆議院事務局に問い合わせると、昨年度の乗車人員数は、延べ8700人だそう。それに対し運用費用は年間約3610万円(毎日新聞の報道より)。議員ひとりを1回送るのに約4000円かかる計算だ。タクシーよりも高い…。ホントに必要なの?

「議員バスは議員活動をサポートするために存在します」(衆議院事務局担当者)

議員バスの運行が開始されたのは1948年。当時は座りきれないほど多くの利用者がいたという。でも今はどうなんだろう? 気になったので、国会議事堂前で待ち構え、議員バスを追いかけてみました。

夕方5時、定刻通り登場する5台の議員バス。その光景は、一言で言えばヘンでした。だって、バスとは本来、乗客を乗せて走るもの。でも、無人です。追いかけて確認したのは3台。すべて乗客が乗っていない。廃止にすればコスト削減、税金のムダ遣いを少しでも回避できるんじゃない?

「議員はパブリックサーバント(公僕)でなきゃいかん。その自覚や使命感の欠如がムダ遣いを生み、温存させる。要は国民と同じ視点に立つことが必要なんだ」(民主党・河村たかし衆議院議員)

先月、衆議院の議員バスは、来年から夕方の便を廃止、朝は2便に減便されることが決まった(参院はそのまま)。でもなんか中途半端です。いっそ気持ちよく全部廃止ってのはムリ?

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