財務省の内幕を描いた

マンガ『現在官僚系 もふ』を現役官僚に読んでもらいました

2006.04.06 THU

官僚と聞くと、“天下り”とか“汚職事件”などを連想して、つい国民に隠れて何かずるいことをしていそうなイメージを持ってしまう。でも、実際には官僚はどんな仕事をしているの? と、問われるとまったく知らない…。そんな僕みたいな人におすすめしたいのが、『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載中の『現在官僚系 もふ』。こちらは官僚を主人公にしたマンガなのだ。しかも、官僚のなかでも、一番実権を握っているといわれる財務省が舞台だ。

主人公の平山茂夫は三流大学出身。ひょんなことから東大卒の同期を差し置いて、出世コースといわれる主計局総務課に配属される。そして国会での大臣答弁を作るために徹夜したり、農水省が提出した概算要求書の査定を行うのだが…。

「取材前は官僚をマンガにできるか不安もありましたが、官僚の方々の男気ある仕事ぶりに面白さを確信しました。ですが、財務省はガードが堅いので風呂のシーンなどは苦労しましたよ」(連載担当・小鷲さん)

お、お風呂? 実は財務省の地下には「大蔵温泉」というお風呂が存在するとか。そんな意外な事実を知ることができるのもこのマンガの魅力。でも、いったいどこまで本当なんでしょう? そこで現役財務官僚の方に本書を査定してもらうことに。

「いや~、よく取材されてますね。マンガですから、誇張されている部分も多いですが、リアリティがあって思わずそんなことも起こりえるかもって思ってしまいます。主人公みたいな官僚がいるかって? さすがにそれは…。でも、僕らもこのままではいけないって思っています。でも、ひとりじゃあ改革も難しいんです。こうしてマンガになると官僚のあり方が議論されるきっかけにもなるのではないでしょうか」

天下りはいかん! と批判するのは簡単。でも、その前に官僚がどんなことをしているのか、この本でお勉強してからでも遅くないのでは?

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト