僕らも番記者になれるかな

ニュースでよく聞く「記者クラブ」って何をしてるの?

2006.08.24 THU

ニュース番組を見ていると、記者団たちがマイクやICレコーダーを突き出し、小泉首相に質問を投げかけている姿をよく見かけますよね。あの記者たちは「総理番」と呼ばれていて、常に小泉さんに密着して取材するのがお仕事。そして1日1回「ぶら下がり」取材の時間に、各社持ち回りで首相に質問をしているのだ。

えっ? どうすれば総理番になれるかって? それにはまず内閣記者会(通称:永田クラブ)という記者クラブに入らないといけないのだが、この「記者クラブ」、名前はよく聞くけど、その中身や役割はあまり知られていない。

一口に記者クラブといっても、じつはその数たるや日本中で約800にものぼると言われている。首相官邸や官公庁はもちろん、警察、各地方自治体にも記者クラブは存在する。たとえば、外務省だったら「霞クラブ」、防衛庁だったら「防衛記者会」というぐあいに、記者クラブは対象となる役所ごとに作られているわけ。また、それぞれの役所には記者クラブ専用の部屋が設けられていて、そこで記者たちは定例の記者会見を開いたり、原稿を書いたりしている。

現状、記者クラブのほとんどは新聞社や通信社、テレビ局の記者によって構成されてるため、一般人はもとより、フリーランスの記者や雑誌記者も記者クラブに加入するのは非常に困難だ。こうした記者クラブの存在は、スピーディーなニュース伝達というメリットがある一方、ニュースの横並びやクラブの閉鎖性を非難する声もある。田中康夫氏が長野県知事に就任した際、「脱・記者クラブ宣言」を発表したことなどは記憶に新しいだろう。

欧米にも記者クラブやプレスルームはある。ただし日本と違い、それらはフリーのジャーナリストにも開かれている。欧米のやり方を丸ごと真似る必要はないが、良い点は取り入れ、少しずつでも風通しのよい記者クラブになっていってほしいものだ。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト