約700名の若者を社会復帰させてきた

ニートを勇気づけるNPO活動レンタルお姉さんとは?

2006.09.07 THU

レンタルお姉さんって聞いたことあります? 今、ちょっとエッチな想像をしたそこのあなた、それは違いますよ!

レンタルお姉さんとは千葉県にあるNPO法人・ニュースタート事務局の女性スタッフ(男性スタッフはレンタルお兄さん)。ニートのような目標を喪失した若者を支援するのがその仕事だ。親などから依頼を受けると、レンタルお姉さんは家に引きこもった若者に最初は手紙を書き、電話をし、そして、訪問するといったようにゆっくりアプローチしていく。94年の活動開始以来、約700名の若者を社会復帰させてきた。

引きこもってきた若者はレンタルお姉さんの登場に最初は拒絶反応を示すことが多いという。「『呼んでねーよ。帰れ!』は日常茶飯事」(レンタルお姉さんの小原さん)というし、「何を話しても無言で、壁をドーン、ドーンと叩き続けられたこともあります」(元レンタルお兄さんの浅野さん)。

けれど、そんな苦労を重ねた結果、「長く話をしてくれなかった人が、ポツポツとしゃべり始めてくれた瞬間は感動的」(レンタルお兄さんの栗原さん)だそうだ。

こうして支援された若者は社会復帰への助走としてまず家を出て、ニュースタート事務局が運営する寮に入ることが多い。8月のある日、その寮生たちが出席する鍋パーティーへ筆者も参加させてもらった。

参加者は寮生のほか、事務局スタッフ、元寮生、留学生などなど。ビールを飲みつつ、さわやかな好青年と話してみると「実は最近まで4年間引きこもってました」というのでビックリ。「いや~、フリーライターも仕事がなくなればニート同然なんですよ」などと話すうち、品川庄司の品川さんまで登場し、さらにビックリ(これはテレビの取材)。何だか混沌とした状況(?)だったが、こうして多くの人と接触することも社会復帰への糧になるんだろうと感じた。

政府のニート対策は心もとないが、その一方でこんなに頑張っているNPO法人もあるんですよ! 

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