いよいよあと数日で投開票

総裁選は1位だけじゃなく2位・3位争いにも注目せよ!

2006.09.14 THU

自民党総裁選の投開票まであと6日――。といってもいまのところ安倍さんの独走状態で、その後召集される臨時国会で安倍新政権の発足が濃厚、おそらく総裁選じたいはあまり盛り上がらないまま終わることになるはずだ。

でも、もともと今回の総裁選で注目すべきなのは誰が勝つかではない。むしろ、誰が2位になるか。そう、安倍さんを除いたふたりの総裁候補、谷垣さんと麻生さんの2位争いこそ、最大のポイントなのだ。

じつは、総裁選への出馬には総理大臣になること以外にふたつの意味がある。ひとつは出馬することで自分の派閥の若手や中堅議員にやる気をみせ、派内を引き締めるということ。そしてもうひとつ、もっと重要なのは「次期総裁候補」という看板を手に入れること。総裁選に出馬してそれなりに善戦したら、次期リーダーとして党内で認知され、次の総理大臣の座も狙えるのだ。

そのいい例が5年前の総裁選。今回も出馬している麻生さんはほとんど可能性がないのに無理やり出馬し、その後重要閣僚や党の要職を歴任、いまや総裁候補として完全に認知されるようになった。また、1995年の総裁選初出馬で2位になった小泉さんは、98年の3位を経て、5年前のその総裁選でほんとうに総理になっている。

とくに今回の場合、かりに来年の参院選で自民党が大敗したら次期政権も短命で終わるといわれているだけに、2位と3位では大違い。2位なら「ポスト安倍」として注目されるが、3位なら次期リーダーのポジションも失いかねないからである。

それだけに、2回目の出馬の麻生さんはかなり必死で、安倍さんとの政策的な違いについてはあまり語ろうとしないのに、谷垣さんのことは強く批判。あからさまに2位を狙っているくらいなのだ。そう考えると、小泉さんが言うように自民党総裁選ってやっぱり「権力争い」という感じだが、そもそも約400人のなかから総裁候補になることじたいが大変な世界。2位と3位ではやはり大きく違うのである。

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