今後、ますます重要になる概念

メディアリテラシーがある、ないってどういう意味?

2006.09.14 THU

テレビ、新聞、雑誌、インターネットなど、情報が溢れる昨今。各メディアや発言者によって意見が違っていたりすることもあるけど、どの情報を信じていいのかわからないという人も多いのではないだろうか。最近、メディアリテラシーが重要になるといわれている。直訳すれば「媒体の読み書き能力」となるが、どんな能力を指すのだろうか?

「メディアリテラシーというのは、非常に曖昧で抽象的な言葉ですが、総務省では、情報の受け手側がテレビや新聞などの情報を主体的に読み解く能力、メディアにアクセスして活用する能力、メディアを通じてコミュニケーションを創造する能力の3つをメディアリテラシーとしています」(総務省放送政策課の廣瀬照隆さん)

要するに、情報に受動的で、与えられた情報を鵜呑みにするだけ、という人はメディアリテラシーが低いということになる。この概念が注目されるようになったのは、テレビやインターネットなどが急速に発展し、多種多様な情報が大量に流れるようになったから。メディアに対する接し方が問われはじめたのである。すでに多くの先進国では、学校教育に何らかの形でメディアリテラシー教育が導入されている。

では、メディアリテラシーはどうすれば向上するのか? メディア論に詳しい上智大学の田島泰彦教授に聞いてみた。

「メディアリテラシー向上のためには、ひとつの情報に頼らず、複数の情報と照らしあわせ、常に情報を疑ってかかる姿勢が必要です。そのためには、総務省や文部科学省といった役所が音頭をとるだけではなく、市民自らが率先してメディア批判能力を高めることが大事です」

メディアが伝えているのは物事の一側面でしかないし、間違えることもあり得る。事実はひとつかもしれないが、真実は決してひとつではない。そういう我らが『R25』もメディアのひとつ。これからは、『R25』も情報のひとつとして客観的に読んでみてはどうだろう。

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