「人生二毛作」「ライブトーク官邸」

安倍演説のキーワードその中身を教えて!

2006.11.09 THU



写真提供/時事通信
安倍首相といえば「美しい国」。でも、その演説を聞くと、なんだか美しい日本語とは少し違うような、意味のわからないキーワードがたくさんでてくるのを知っているだろうか。

たとえば、就任後初の所信表明演説。ここで安倍さんは「新しいカントリー・アイデンティティー」「子育てフレンドリーな社会」といったカタカナ語をじつに109回も使っていて、これは「故事」にこだわりカタカナ語を嫌った小泉さんの約4倍もの分量だという。ちなみにほかのおもなキーワードを挙げるとこんな感じだ。「ライブトーク官邸」「人生二毛作」「筋肉質の政府」「アジアゲートウェイ構想」――。

なかには「イノベーション(技術革新)の力とオープンな(開かれた)姿勢」といったように、日本語にしたほうがわかりやすいのもあったりして、タカアンドトシなら「欧米か!」とツッコんだに違いない。

こうしたキーワードにはどんな意味があるのか。まず「ライブトーク官邸」だが、これは首相官邸がインターネットテレビを利用して国民に発信していきますということで、「人生二毛作」は再チャレンジの意味。「筋肉質の政府」は簡素で効率的な政府、つまり「小さな政府」の言い換えで、「アジアゲートウェイ構想」は日本がアジアと世界の懸け橋になりますということ。

問題は「カントリー・アイデンティティー」と「子育てフレンドリー」だ。前者は国家の主体性とか日本らしさを言いたかったのだろうけど、それなら「ナショナル・アイデンティティー」のはずで、なぜカントリーなのかがよくわからない。また、誰もが首をひねるのが「子育てフレンドリー」で、どうも少子化対策の指針のことらしいのだが、それがなんでフレンドリー?

いや、そんなことを言えばなぜカタカナ語なのかというのもあるのだが、思えば小泉さんも当初、ワンフレーズの小泉語をさんざん批判されたものだった。安倍さんの造語やカタカナ語も、そのうち安倍語として定着する日がくるのかも!?


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