4月には統一地方選、7月に参院選

「亥年」の政治は自民党に不利というジンクスの理由とは?

2006.12.21 THU



写真提供/時事通信
安倍内閣の支持率がどんどん落ちている。9月の政権発足直後は65%ぐらいあったのに、最近のマスコミ各社の調査ではだいたい46~49%程度。ついに50%を割ってしまったのだ。

なんで安倍人気が急落しているのか。そこにはいろんな原因があるが、いちばん大きいのは郵政造反組の復党問題。安倍さんの最大のテーマは来年7月の参議院選挙に勝つことで、造反組を復党させたのはその参院選に勝つためだった。つまり、選挙に勝つためならなんでもありかよ? 改革はどこにいっちゃったの? と安倍内閣に対する不信感が広がってしまったのである。

しかし、逆にいえばそれだけ参院選で自民党が苦戦しそうだということ。そこにもいくつか理由があるが、そのひとつに「亥年」というのがある。じつは来年の選挙は参院選だけじゃなく、4月には全国の多くの自治体で統一地方選挙、知事や市長、議会などの選挙がおこなわれる。この統一地方選があるのは4年に1度で、一方、参院選があるのは3年に1度――。ようするに12年ごとの「亥年」には、必ず春に統一地方選、夏に参院選がおこなわれるのだ。

それが自民党の苦戦とどんな関係があるのか。もともと自民党の選挙を支えてきたのは各業界団体と地方議員。ほとんどの国会議員には地元の議員がついていて、とくに組織的な選挙をおこなう自民党では選挙運動のかなりの部分を地方議員が担ってくれる。ところが、「亥年」の場合、自分たちの選挙があるから地方議員は参院選どころじゃない。そのため、選挙疲れで応援活動にも手を抜いてしまう。これが「亥年」に自民党が苦戦するといわれるゆえんだ。

それだけに安倍さんがなりふりかまわないのはわからないでもないし、かりに民主党に負けでもしたら退陣論が起こるのは必至―。でも、勝つために何でもしていいってわけじゃない。統一地方選、参院選に向けて、安倍さんたちがどんな行動をとり、どんなことを言うのか。来年の政治はそのへんにも注目してほしい。


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