通常国会が召集。でもそのまえに…

安倍内閣初の国会は結局どうだったの?

2007.01.25 THU


きょう1月25日から通常国会がはじまる。通常国会の会期は6月23日までの150日。その間の4月には統一地方選があり、国会が終われば、今度はいよいよ参院選――。今後は重要な政治日程が目白押しというわけだが、それだけに、そのまえに一度ふり返っておきたいことがある。それは安倍首相にとって初の国会、12月に閉幕した臨時国会の成果はどうだったのか、ということ。

結論からいえば、臨時国会は安倍さんの良い面と悪い面のふたつがみえた微妙な国会だった。まず、良い部分というのは実行力。小泉さんに比べて実行力がないと思われている安倍さんだが、臨時国会をみるかぎり意外とそうではなかった。たとえば臨時国会で成立した法案は計25本。そのうち政府提出の法案や条約は14本あったが、安倍さんは教育基本法改正案などの重要法案を含め、そのすべてを成立させたのだ。3カ月足らずでそれだけの成果を上げたのだから、その内容はともかく、新政権としてはなかなかの滑り出しだったといえる。

一方、悪い部分は説明が足りなかったこと。もともと安倍政権に期待されたのは、格差の是正をはじめ、生活に直結する問題に安倍さんがどう応えてくれるかだった。ところが、安倍さんが優先させたのは教育基本法の改正や防衛庁を省に格上げするといった、べつに急いでやらなくてもいいようなものばかり。だとしたら、なぜそれを優先させるのか、ちゃんと説明する義務があるはずなのに、安倍さんときたら説明が足りないと批判された小泉さんと同じくらい説明不足なのだ。自分の考えを国民に直接発信する「ライブ・トーク官邸」というのを設置しているにもかかわらず――。

安倍政権の支持率が60%台から40%台に急落したのは、郵政造反組の復党問題などがあったにしろ、おそらくこうした安倍さんの姿勢と無関係ではない。みんなが期待する政策と安倍さんの優先政策の“ズレ”をどう解消していくのか、このへんも通常国会の課題なのかもしれない。


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