どちらも決まれば「初」です

次期アメリカ大統領候補ヒラリー氏とオバマ氏はどんな人?

2007.03.15 THU



写真提供/時事通信
来年11月の大統領選挙にむけて、米政界は早くも選挙モード。出馬表明があいつぐ中、ひときわ目立っている2人。クリントン元大統領夫人のヒラリー・クリントン氏と、弱冠45歳のバラック・オバマ氏だ。

2人は民主党の上院議員。これから党の指名獲得を争うのだが、世論調査での一番人気はヒラリー氏。その後を追うのがオバマ氏だ。ヒラリー氏が民主党候補として共和党に勝てば、初の女性大統領の誕生。オバマ氏なら、初の黒人大統領だ。

59歳のヒラリー氏はエール大卒の元弁護士。夫の州知事時代は率先して州行政の改革を進めた。そのエリートぶりから、夫が大統領を務めた8年間は「最強のファーストレディー」と呼ばれた。夫の女性問題では冷静に大統領の評判を挽回し、自分も株を上げ、00年に上院議員に当選、という超キャリアウーマンである。

オバマ氏は、ケニア人の父と白人女性の母を持つハワイ育ち。両親が離婚し、幼い頃は恵まれなかった。ハーバード大を卒業し、シカゴの貧困地区で支援活動をした後、州議会議員になり、04年に上院議員に。国政の経験はわずか2年だが、成り上がり的なギラギラを感じさせない爽やかなオーラで一躍、人気を集めた。イラク開戦前から反戦を唱えていたことも追い風に。演説が巧みで観衆が総立ちになることから、「ロックスター」の異名を持つ。スピルバーグ監督などハリウッド関係者にウケがいい。

好対照の2人だが、日本にはどちらが望ましいのか。今はまだなんともいえない。政治理念としては2人ともリベラル。特にヒラリー氏には、健康保険制度を改革しようとして、保守派から総攻撃された過去が。選挙戦で保守派の支持を得るために、両者とも世論を見て政策を調整していくだろう。

大統領選では民主党が勝つとの見方が強い。イラク問題と双子の赤字で閉塞感をもつ米国民は、変革を求めているからだ。来年、アメリカを、いや世界を新しくする新リーダーは誰なのだろう?


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