投票日までカウントダウン

東京都知事選挙今回の争点はいったいどこに?

2007.03.29 THU



写真提供/AFLO
4月8日に迫った東京都知事選挙。3選を狙う石原慎太郎・現都知事と、それを阻止すべく立ち上がった、14人の対立候補者たち。多彩な顔ぶれが揃ったが、肝心の争点はいったいどこに?

最も話題になっているのは「2016年夏季五輪招致」。招致のための施設作りや交通網の整備など大規模開発には莫大な資金が必要で、都の財政が圧迫されると訴える候補も。しかし、この開発により都心の交通渋滞の緩和や臨海部の埋立地の緑化など、都民にとってプラスの影響も期待できる。

「五輪招致により、現都政が提案している『築地市場移転』のための都の出費は、国からの補助金でなんと半額以下に。ただ、移転先を予定している豊洲の土壌汚染の問題で、移転自体も争点になってきています」(ジャーナリスト・上杉隆氏)

反・石原派が厳しく追及している「新銀行東京」は、第2期石原都政が1000億円を投じて設立したものの、焦げつきがかさんだこともあって設立2年での累積赤字が500億円を突破。民間への売却か、存続して立て直しを図るか、候補者それぞれに思惑があるようだ。

全国の各自治体で関心の高い「情報公開」については、東京都も例外ではない。『全国情報公開度ランキング』でも「失格」の連続記録を10回に更新してしまった東京都だけに、慎重に検討したいところだ。

「様々な争点が挙げられていますが、今回都民の関心が最も高いのは、実は『医療・福祉対策』についてです。格差社会・高齢化が問題になっている昨今、不安を募らせる都民も多い。五輪招致反対派は、五輪予算を医療・福祉にあてる政策を、そうでない候補者も低所得者の減税を打ち出すなど、各候補者とも都民の声には敏感に反応しているようです」(上杉氏)

一地方自治体の選挙ながら、全国規模の影響力がある都知事選。貴重な投票権を持っているあなた! オトナとしてその権利、ムダにはしないよね?


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