統一地方選のハイライト

都知事選の結果から参院選を占ってみた!?

2007.04.12 THU


統一地方選の前半戦が終わった。前半戦といっても、4市長選とともに8日に投開票がおこなわれたのは東京都や神奈川県をはじめとする13の都道府県の知事選挙で、いわば今夏の参院選を占う前哨戦。それだけに、その結果にはいろんな意味があったりするのだ。

では知事選はどうだったのか。今回の選挙をひとことでいえば、「無風」―。もっとも注目を集めた東京都知事選で自民党や公明党が支援した石原慎太郎氏が圧勝で3選を果たしたように、現職と新人が対決した9つの知事選ではすべて現職側が勝ち、自民党と民主党が推す候補者が直接対決した5つの知事選も、自民3勝、民主2勝と、これもだいたい事前の予想通り。ようするに、このひとが勝つだろうと予想された候補者がほとんど当選を果たしたというのが今回の都道府県知事選だったわけだ。

なんでそういう結果になったのか。そこにはいくつか理由があるが、ひとつに「無党派層」にとって今回の選挙があまり面白いものではなかったというのがある。無党派層とは、政治に関心がないひとや、政治に関心はあるけど特定の支持政党がないひとのことで、都知事選でも石原氏や浅野史郎氏が政党推薦を断って「政党隠し」をしたりと無党派対策を最大のテーマにしていた。ところが、東京で今回投票に行ったのは有権者の6~7割といわれる無党派層のうちほんの3割程度。しかも無党派層の票は両候補にほぼ2分されており、これでは番狂わせなど起きるはずもない。今回の選挙が「無風」といわれるゆえんなのだ。

問題は、これが参院選にどんなふうに影響するのかだが、はっきりしているのは今回の結果がそのまま参院選に結びつくわけではないということ。政党単位で考えれば自民党の勝ちだが、カギを握る無党派層がどこかの政党に傾いたわけではなく、数カ月後の参院選のときにどうなるかはまだ誰もわからないのである。もしかすると、どの政党も勝つことができなかったのが今回の選挙だったのかもしれない。

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