観光客誘致や事故防止に効果アリ!?

あの名曲が聞こえる不思議な道メロディーロードを走ってみた

2007.05.10 THU



撮影/宮脇 基
♪ド~ライブしてごらん ♪国道ぉ~370号線を…と聞こえるかは定かではないが、和歌山県紀美野町赤木地区を通る国道370号線には、車で走るとその振動音が音楽として聞こえてくる「メロディーロード」がある。アスファルトに異なる幅や深さの溝が切り込まれ、この溝の間隔によって音階や音の長さが作られているのだ。曲は、故・坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」。ロマンチックじゃありませんか!

この話をR25編集会議で「へぇ~」なんて聞いていたら、「じゃ、和歌山出身だからちょっと走ってきてよ」とご指名いただきました。イエッサー! …って、正月も帰省するヒマなかったのに行けるかよ!

そこで、家業を継いだ弟(和歌山市在住)に、メロディーロードを走ってきてもらいました。以下、弟のリポートです。

「窓あけっぱなしにして走ったら、アカンな。全然音が聴こえやんかった。ちょっと速度上げたら、早送りみたいで曲がわからん。逆に20km/hぐらいで走ってみたら、今度はコマ送りになって車酔いしてきたわ。40km/hやとちょっとテンポ遅いな。45km/hがちょうどよかった。ええ感じのメロディーがちゃんと聴こえたわ。ただ、最後の急カーブが聴こえづらい。5~6回走ったけどアカンかった。残念やな」

メロディーロードは04年、篠田興業と道立工業試験場によって標津町の町道に共同開発されたのが始まりだ。

「ブルドーザーがアスファルトを走って削られた溝を見て、その上を走ると音に変化が出ることに気づきました。音楽が変化する道路は公共事業で他社との差別化を図れるんじゃないか、と思ったのが開発のきっかけです」(篠田興業・篠田静男さん)

メロディーロードの効果としては、観光客誘致や制限速度順守が挙げられるそうだ。もし和歌山にお越しの際は、ぜひ国道370号線を走っていただければ幸いです。ただ、「夜空を見上げて」よそ見運転しないようご注意を。


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト