歴史的イベントの時期を大予測

ついに憲法改正が実現!?国民投票の“Xデー”は?

2007.05.17 THU



写真提供/時事通信
ずっと審議されてきた国民投票法案がついに成立した。あらためて説明すると、国民投票法案とはひとことでいえば憲法改正の手続き法のこと。憲法を変えるにはまず、衆議院と参議院でそれぞれ議員の3分の2以上の賛成がなければ改憲を提案できない。そして、その承認には「国民投票で過半数の賛成が必要」とされているのだが、具体的な手続き方法が未整備だった。そこでそのルールを定めるのが国民投票法案というわけだ。

もっとも、国民投票法案が成立したからといってすぐに改憲案が国会で審議されるわけではない。この法律の施行は公布から3年後。そのあいだは、議論はできても改憲案を国会に提出することはできないのである。なにしろ、ことは国のかたちにかかわる基本法の問題。できるだけたくさん時間をかけて中身を議論をすべきだからだ。

しかし、逆にいえば3年後の2010年には改憲案が国会に提出されるかもしれないということ。もしそうなった場合、国民投票は改憲案の発議から「60日以降180日以内」におこなわれることになる。だが、すでに成立したにもかかわらず、この法案にはまだまだ問題が少なくないのだ。

そのひとつが最低投票率の問題――。法案では若い人の意見もとり入れるべきと投票年齢を満18歳以上としているのだが、その一方で投票率がいくら低くても認められることになっている。しかし、たとえば投票率が50%程度だった場合、過半数の賛成で承認されることになるのだから、投票できる人の4人にひとりの賛成で憲法が変えられることになってしまう。それでほんとうに“国民投票”といえるのだろうか。

とはいえ、憲法改正は安倍政権の公約であり、与党・自民党の悲願でもある。このままいけば3年後の2010年6月以降にも改憲案が提出され、衆参両院で3分の2以上の賛成を得て、201×年、改憲案を問う国民投票がおこなわれる可能性が高い。憲法施行からちょうど60年、いよいよ改憲が現実味を帯びてきた。


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