1日に500回超発着の超過密ダイヤ

飛行機の発着スケジュールはどうやって決めてるの?

2007.08.23 THU

この夏、海外へ旅行に出かけた人が利用した“国際線”。なんでもこの国際線の発着調整業務、つまり年間の発着スケジュールの取り決めが、国土交通省のもと37年ぶりに見直されるという。これ一体どういうこと?

「現在、日本の国際線の発着調整業務は、日本航空と全日空の社員からひとりずつ、ふたりの人物が取り仕切り、決めています。とはいっても、各社の年間発着枠は伝統的に決められている部分が大きいので、それほど大変な業務ではありません。しかしこの大手2社はほかの航空会社も入っている“航空会社連合”に加盟しています。これにより、連合に加入するほかの会社の便宜を図り、国際線のダイヤを操作しかねない、という疑いを持たれる可能性も出てきた。そこで、この業務を第三者に委託しようということになったのです」(航空ジャーナリスト・青木謙知氏)

それにしても国際線の発着枠のすべてを2社だけで決めていたとは。だって成田空港だけでも1日に500回を超える発着をこなしているというのだ。…って、これはスゴい! 新たな疑問が浮かんできました。この超過密ダイヤ、いったいどうやってさばいてるの?

「基本的には、到着時間さえ間に合えばいいので、出発時刻に関しては融通を利かせています。たとえば11時発の飛行機が3便あった場合、成田空港の滑走路は2本しかないので、どうしたってバッティングします。そんな場合は、管制塔に『飛行機の扉を閉めたよ!』と報告した順に出発できるんですね」(同)

よく、事故が起きないですね…。

「そこは管制官の力量。それこそが仕事なんです。彼らにとって時刻表はあくまでも目安。だからこそ急な飛行機の受け入れにも対応できるんです」(同)

彼らの柔軟な対応があってこそ、過密なフライトも成り立つのだ。僕らも仕事がいくつも重なった時は、管制官のような柔軟性で乗り切りたいね!


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