安倍改造内閣が発足!

なんで政治家は大臣になりたがるの?

2007.08.30 THU

参院選の惨敗から約1カ月。安倍政権の「内閣改造」が話題になっている。内閣改造とは、総辞職をせずに多くの閣僚が交代することで、自民党政権ではこれまでも1年に1回ぐらいのペースでこの内閣改造がおこなわれてきた。そのもっとも大きな理由は、大臣になりたい国会議員が党内でたくさん順番待ちしているためで、とくに今回のように選挙で負けた場合、政権の求心力を高める意味で内閣改造をおこなうことが多いのだ。

ところで、国会議員はなんでみんな大臣になりたがるのか。たしかに大臣になると公用車が与えられ、大臣室でふんぞり返って偉そうにできるし、名前が知られるから選挙に有利にもなる。しかも在任中の大臣には訴追されない特権があり、首相の同意がなければ刑事事件で起訴されることもない。しかしそれ以上に重要なのは、じつは政治家として“箔”がつくこと。大臣になるというのは政治家としての実力を認められたということで、実際、首相になるには大臣経験2回以上が条件といわれている。つまり、大臣になれるかどうかで政治家としての将来がきまってくるというわけだ。

もっとも、大臣になったからといっていいことばかりがあるわけではない。まず内閣の会議である閣議が最低週2回あるし、所轄の省庁では大臣が決裁しないと進まないことが山ほどある。そのうえ、国会が開かれているあいだは議員の質問に答えるためいろんな委員会に出席しなければいけない義務があり、その質問内容にも事前に目を通し、ちゃんと答弁できるように官僚のレクチャーを受けたりして予習もしておかなければならない。ようするにムチャクチャ忙しいのが大臣という仕事なのである。

ちなみに以前の自民党の場合、閣僚人事は各派閥からの推薦を受けて大臣になる人をきめる派閥均衡人事が常識で、その慣例をやめたのが小泉さん。思えば、その小泉流とも派閥均衡とも違う「お友だち内閣」と批判されたのが安倍内閣だったのだが、さて、今回の内閣改造は――。


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