官房長官、それとも外務大臣?

総理の次にエラいのはいったい何大臣なの?

2007.09.27 THU



写真提供/時事通信
総理の次にエラい大臣って誰なのか。安倍さんが突然辞意を表明し、総理不在の日々が10日以上も続いたことで、そんなことを考えた人もおそらくいるはず。十数人の閣僚のなかで、総理の次にエラい大臣って何大臣なのか。

じつは、制度上は総理の次にエラい大臣という決まりはないのだが、それを考えるうえで参考になるものがある。総理の臨時代理と国会本会議のひな壇の席次、そして新内閣発足時に閣僚がモーニング姿で撮影する集合写真、あのポジショニングだ。

まずは別表をみてほしい。これは安倍改造内閣の臨時代理の順位で、内閣法では、総理になにかあったときのためにあらかじめ総理が臨時代理を指定することになっている。もっともこの順番は内閣ごとに変わり、しかもその基準は「閣僚の大臣歴、議員歴等を総合的に勘案した」というムチャクチャあいまいなもの。ようは入閣経験の多いベテランということなのだが、ただしこの制度がはじまって以降、つねに官房長官が第1位となっているのがポイントだ。

同じことは集合写真にもいえる。新内閣発足時恒例のあの写真撮影に立ち位置のルールはとくにないが、よくみると、総理の近くや最前列には臨時代理とほとんど同じベテランの重要閣僚たちがいる。そして、総理の隣には官房長官。さらに本会議場のひな壇の席次の場合も、一般的には総理の右隣がナンバー2の席といわれているのだが、そこに座っているのはやっぱり官房長官で、そこから左右に臨時代理に名を列ねるベテラン議員の大臣が並んでいるのだ。

つまり、事実上のナンバー2は官房長官で、その次にエラいのが閣僚経験と当選回数が多い大臣ということ。でも不思議なのは、じゃあなんで今回官房長官が総理の臨時代理をしなかったのか。米国には大統領権限継承順位というのがあり、大統領になにかあったとき、両院議長や閣僚をふくめ、その権限を受け継ぐ順位がきちんと18位まで決められている。そのへんのあいまいさも日本的ってことなのか!?


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