環七は制限速度40km/h!

道路の制限速度は誰がどうやって決める?

2007.10.04 THU

ドライバーだったら道路の速度制限は気になるはず。あちらこちらに速度標識があっても、常時それを破ったことがないといいきれる人は少数派だろう。たとえば「東京都道318号環状七号線」通称「環七」は、首都圏のドライバーなら知らぬ者はいないほど重要な幹線道路だが、40km/hという厳しい制限速度だ。そもそも制限速度って、誰がどうやって決めているのだろうか。というわけで警視庁に尋ねてみた。

「最高速度を定める画一的なガイドラインはありません。道路交通法で、いわゆる法定最高速度(一般道では60km/h)が定められていますが、様々な要因を総合的に勘案した上で、それぞれの道路ごとに東京都公安委員会が最高速度を定めます。環七の制限速度は、騒音・振動や大気汚染などの交通公害を防止するため、沿道住民や関係機関との調整の上で定められました」(警視庁広報課)

つまり制限速度を最終的に決定するのは、各都道府県警察だが、そのガイドラインは存在しないということ。理屈はわかったが、現実の規制はどのようになっているのだろうか? モータージャーナリストの中三川大地氏は、次のように指摘する。

「各都道府県警察は法定速度を頂点とする“逓減式”で一般道路の指定速度を決めています。片側2車線以上で中央分離帯があり、分離歩道が設けられている場合はマックスの60km/h、その条件を満たしていない一般道は大方50km/h、市街地や片側1車線の峠道での基本速度は40km/h、住宅街の生活道路などは30km/hというのがおおよその目安ですね。もちろん各道路ごとに状況も違うので当てはまらない場所もたくさんあります。正直、現実のクルマの流れに則していない例も少なくありませんね」

明らかに制限速度が遅すぎると感じることが多い日本の道路事情ですが、騒音や公害などにも配慮しなければならないし、環七の40km/hもしかたないのかもしれません。


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