僕らは“ロストジェネレーション”!?

団塊、新人類…マスコミはなぜ「○○世代」とつけたがるの?

2007.10.18 THU



イラスト:佐野彩子(BLOCKBUSTER)
団塊、しらけ、新人類…。どんな世代にも名前がついていて、新聞や雑誌で見かけたりします。確かに世代の特徴を表してるような気もするし、年齢だけでくくれるのかという気もするし…。こういう名前はどうしてつくの?

「名づけ親がマスコミかマーケティング業界かで、意味合いは変わってくると思います」とは、消費社会研究家の三浦展氏。

「新聞などの場合は、従来の若者像に当てはまらない世代が登場した際、彼らを理解するために名前をつけます。マーケティング業界の場合は、モノを売るためです。次世代向けの商品や広告コンセプトを作りやすくするために名づけるんです」(三浦氏)

また、社会学者の鈴木謙介氏はこう語る。

「何か大きな社会的変動や事件が起こったときに、その中核にいた世代を指して名づけるパターンが多い。日本には階級や民族という視点があまりないため、世代という物差しを使うことが多いのだと思います」

例えば「しらけ世代」は、72年のあさま山荘事件をきっかけに学生運動の時代が終わり、その無力感をまとった世代として名づけられたとか。そういえば最近、僕らにも「ロストジェネレーション」なる名前がつけられました。何かネガティブな印象ですが…これってどういう意味なんですか?

「難民、自分探しなど、何かと『さまよう』イメージがつきまとう世代ですね。にもかかわらず、携帯などの依存性が高いメディアに囲まれていて、何かと情報に振り回されやすい。安易な噂や人気に煽られず、自分の嗅覚をみがいてほしいですね」(三浦氏)

て、手厳しい見解…。でもこんな見方も。

「思春期にバブル崩壊を体験した世代です。不安定雇用の問題など課題は多いと思いますが、現代社会の基盤となるネットや携帯の変化とともに成長してきた世代でもあります。さらに10年も幅のある世代なんて他にありません。次の時代を切り開く可能性は十分にあると思いますよ」(鈴木氏)

世代名は時代の鏡かも。ロスト世代の未来やいかに?


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