臨時国会が35日間延長に!

国会がもめているけど結局なにか決まったの?

2007.11.22 THU



写真提供/時事通信
ほんとうなら11月10日に終わっているはずの臨時国会が35日間延長されることになり、まだ続いている。その理由はすごく簡単。9月初旬に臨時国会を召集して以来、11月15日現在で成立した法案は被災者生活再建支援法改正案わずか1本だけ。インド洋の海上自衛隊による給油問題も、政治とお金にかかわる新しい仕組みづくりも、なんにもできていない。ようするにまるで成果がなかったのがこの2カ月間だったからだ。

どうしてそんなことになったのか。それはもちろん、安倍さんの辞意表明にはじまり、自民党総裁選、福田新内閣の誕生、そして自民党と民主党の大連立構想にこれにともなう小沢さんの民主党代表辞任騒動…と、本来の「政治」とは違う「政局」でずっと政治家のセンセイ方が大騒ぎしていたためだが、じつはそこにはすべての原因となっているひとつの事情があったのだ。

それは国会が「ねじれ」ているということ。もういちど整理しておくと、衆議院は2年まえの小泉旋風で自民党が過半数を超える議席を確保していて、一方、参議院は今年7月の選挙で民主党が最大勢力に。これが「ねじれ国会」や「逆転国会」といわれるもので、その結果、政府与党が提出した法案は衆議院では通るが、参議院では否決されてしまうのである。いまの国会で法律がまったくつくられていないのはそのためで、これじゃ話し合いもできないし国民みんなの生活に影響がでかねない。じゃあなんとかしようという流れででてきたのが自民・民主の大連立構想だったわけだ。

しかし、いいか悪いかはべつにして、国会は再び与野党が対決する図式に戻り、このままではろくに法案が成立しないまま年末を迎えたり、衆議院を解散して総選挙なんて話になりかねない。そうなったらほんとうに生活に影響がでるかもしれない。だから、あくまでも“開かれたかたち”でという注釈つきだが、「ねじれ国会」での与野党話し合いのルールづくりも延長国会の課題といわれているのだ。


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト