街中で時々見かけますが…

「デモ行進」ってどうしてやっているの?

2007.12.13 THU



写真提供/時事通信
都内で時折見かけることがある「デモ行進」。プラカードや横断幕を掲げつつ、「○○反対!」といったメッセージをアピールしながら歩いている。だけどネットを使えば、より多くの人に意見を伝えられるんじゃないかしら? どうして“行進”なんだろう。

「デモとは“デモンストレーション”。抗議や要求したい主張を掲げ、集団で示す活動のことですね。イチ個人として発言するよりも、多人数で伝達した方が社会の関心が高まりやすい。また多人数で行進することが報道されれば、より大きな関心を集めることも期待できます」(一橋大学大学院・法学研究科・阪口正二郎教授)

なるほど。そもそもいつごろからある?

「日本でも古くからあったようですが、戦前はかなり厳しく規制されていました。デモ行進が“表現の自由”として保障されるようになったのは、日本国憲法ができてからです。またそれと同時に、デモ行進を取り締まるための“公安条例”も生まれました。条例なので各自治体で作っているのですが、東京都公安条例が全国のほとんどのモデルになっています」(同)

そして現在、デモ行進を行うためには、この「公安条例」と「道路交通法」のふたつを守ることが義務づけられるという。違反した場合は、しかるべき刑罰が科されることもある…とここまではわかった。では実際、デモとはどんなものだろう? 試しに参加してみた。

とある週末の正午過ぎ。集合場所は、駅にほど近い公園。約200人が集まり、訴えを呼びかける集会が30分ほど行われ、デモ行進がスタート。メッセージを繰り返しシュプレヒコールしつつ、決められたルートを1時間ほど歩く。200人が叫ぶので、周囲の人も“何事?”と立ち止まる。多くの通行人の目線をヒシヒシと感じ、その効果は大きいように思えた。ちなみにこのデモは後に新聞でも紹介された。

社会的な問題は、まず“知ってもらうこと”から始まるのだ。


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