メールを送っただけでセクハラ?

送信回数? それとも内容?セクハラ認定の基準って?

2007.12.28 FRI


このメールも、彼女に送るものなら問題はないでしょう。でも、相手によっては不審に思われるので、自分と相手との関係性で内容は変えた方がいいようです
11月16日、九州地方整備局の男性職員が同僚の女性へセクハラ行為をしたとして、停職3ヵ月の処分を受けたという報道がありました。その内容は半年間にわたり、勤務時間外に「いつも帰ってから何をしてますか」「何時に寝ていますか」などのメールを少なくとも68通送信していて、それをやめるよう女性や上司から話をされていたというものです。

でも半年で68通ということは、週2~3回のペース。内容も友人同士なら普通にしそうな会話だし、親しい間柄なら自分も同じようなことをやっちゃっているような気が…。

果たしてメールなどを送る場合、どこまでいくとセクハラと認定されてしまうのでしょう? ストーカー行為や男女問題に詳しい総合探偵社プライベートリサーチの稲村正浩氏にお話を聞いてみました。

「基本的な判断基準は『相手が不快に思うか』どうかなので、回数が問題というわけではありません」(稲村氏)

え? そうすると、相手が不快だと感じたらすべてセクハラとなって罰せられてしまうんじゃ…? 法律ではどうなのか、次に行政書士の江川雄一氏に聞いてみました。

「行為の内容が違法な人権侵害行為といえる内容ならば民事上、不法行為となりますし、社内的にも処分の対象になりえます。ですので、行為の内容によりますね」(江川氏)

なるほど。どんなことでも、というわけではなのですね。少しホッとしました…。

とはいえ、知らず知らずのうちに相手に不快な思いをさせているなんてことも多そう。心配なので、お二人にメールを送る際に心がけた方がいいことを教えていただきました。

「男性が女性にプライベートな質問のメールを送るとき、相手に対する心配りが欠けているというケースが多い気がします。どういうものを嫌がるかは個人差がありますが、メールに相手に対する配慮がうかがえるひと言を添えるなど、細心の注意を払った方がいいと思います」(稲村氏)

「仕事を通じて固い信頼関係と友情の絆がある、もしくは結婚を考えて交際しているというような異性を除いては、プライベートに立ち入った会話は避けた方がいいでしょう。仮に同期など仲のいいグループ内で頻繁にメールのやりとりがあるとしても、職場にふさわしい節度ある内容に徹することが大切だと思います」(江川氏)

ケータイメールは友人同士のやり取りからが多いからか、どうしても気軽なイメージを持ってしまいがち。

でもその気持ちを会社にまで持ち込んでしまうと、あらぬ誤解を受け兼ねないようです。今後は、相手への配慮をかかさない意味でも、送信ボタンを押す前に一呼吸おいて内容をチェックした方がいいかも知れませんね。

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