経済産業省が悪質業者摘発に本腰!?

迷惑メール送信で懲役刑の可能性!?知っておきたいネットの法律

2008.01.18 FRI


必要なメールまでフィルタリングされていないか迷惑メールをチェックしてみたら、やっぱりお馴染みのメールがズラリ。だいたい20分に1通くらいのペースで届いています
「ご当選おめでとうございます!!」「埼玉県婦人会よりお知らせ」「こんなメールが来たんだけど…」「母より」etc. …またかって感じです。

もちろん、これらはいわゆる迷惑メールにありがちなタイトル。米セキュリティ会社の調査によると、2007年、世界に出回ったメールの約9割を迷惑メールが占めているのだとか。そんなに多いの? なんて驚いていたところ、昨年12月にこんな報道がありました。

「経済産業省が迷惑メール対策として、事前承諾なしの広告送信の禁止と悪質業者への懲役刑の導入を見据えた法改正案を固める」

要は、迷惑メールの送信を違法行為とし、厳しく取り締まりができるようにしちゃおうというワケです。これで迷惑メールはなくなるのでしょうか? ネット関連の著作が多い、弁護士の牧野二郎さんにお話を聞いてみました。

「いま日本に送られてきている迷惑メールの約9割が海外のサーバー経由のものです。これを日本の法律で摘発することはできないので、自力で減らせるのは1割程度ですかね」

え? それでは法改正する意味がないのでは…。

「確かに実効性があるかは疑問です。迷惑メールの問題は、内容や送信数など、どこから違法にするかの規定を設定するのが難しいうえ、法律の適用範囲外からの送信も多いので、国として具体的な対策を打てていないのが現状です。ただ、迷惑メールが社会問題になるなか、国が手をこまねいて見ているということもできないのです」

なるほど。今回の罰則の強化は、この問題に対する国としての姿勢というわけか。でも、対策がないのなら当分は我慢することになりそうですね…。

「そんな悲観的になることはありません。現在ではフィルタリングやメーラーもかなり高性能になり、ブロックする技術はかなり向上しています。あとは、各国との協調体制が進めば、状況は変わってくると思います」

そう期待したいところです。一方、我々もネットを利用するうえで、違法行為にならぬよう注意すべきことってありますか?

「ブログやネット書き込みは、場合によっては、プライバシー侵害、名誉毀損、著作権の侵害などになるので気をつけた方がいいでしょう」

友だちのプライベートな情報や『あそこの店のこれがマズイ』 などの書き込み。また、ネット上で拾ってきた画像をそのまま貼って公開するといった行為は、法的にグレーな行為のようです。

結局どんな行為をするにしても他人に迷惑をかけないという心がけが重要なんですね。メールひとつをとってもアタマに“迷惑”がつくと違法になる時代なのですから。

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